コラム

 公開日: 2011-11-18  最終更新日: 2012-07-17

税務調査のこと その12(相続税編)

なぜ印鑑を調べるのか?

前回の相続税調査の話の中では、家の中にある全ての印鑑を出すように言われると書きました。

何のために印鑑を調べるのかというと、後で調べる預金の調査に必要になるからです。

相続税の課税対象になる遺産のうち最も多い割合を占めているのは不動産です。

続いて、現金預貯金、有価証券、その他の順になります。

不動産の評価についての調査はは主に税理士と税務署員との間で話をすることになります。というのも、不動産の評価は税理士が行っているからです。

税務調査において、最も指摘されるのが多いのが預貯金・有価証券です。

どのような点が指摘されるかというと、まず第一に被相続人名義の預金が申告書の中で漏れていないかです。

次に、名義は被相続人名義ではないが、被相続人のものとされる預貯金等です。

どういうことかというと、名義は配偶者や子供あるいは孫等の名前になっているけれど、実質は被相続人本人のものとされるということです。

被相続人や家族にとってみれば、既に贈与等を行い相続税の対象にならないと思っていたものが相続税の対象になるといわれるわけですから、家族にとってはかなり大きなショックとなります。

税務署員は、家族名義の預貯金等の預け入れや払出しに使われている印鑑を調べるために銀行や郵便局・証券会社の実地調査を行います。

名義は家族名義であっても、印鑑や筆跡が被相続人のものであれば預貯金等を実質所有しているのは、被相続人ではないかと推定されるからです。

家族が贈与を受けたのであれば、家族の印鑑が使用され、家族の筆跡で預け入れ等がされているはずだからです。

この点は申告を行う際には、納税者の方に理解を得た上で、被相続人の財産として申告するかどうか判断をすることになります。

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