暮らしやすさ + 暮らしを楽しくするプロ
プロTOP:秋山陽子プロのご紹介
収納も考え方も整理して、家族みんなハッピー!(1/3)
個性を大事にするライフオーガナイズの整理法
「丁寧な暮らしがしたいけれど、時間に追われて…」「片付け本を読んでも実行できない!」。そんな悩みに答えてくれるのが、ライフオーガナイザーと、フォトスタイリストの肩書きを持つ秋山陽子さんです。
ライフオーガナイズは、日本人向けにアレンジされたアメリカ発祥の整理術です。マスターすれば、空間から時間、思考までを整理することができるようになります。ライフオーガナイザーは、その考え方を元に心地よい暮らし作りを提案します。入門講座や2級講座は特に主婦に人気。片付けのサポートをするために個人宅への出張も行っていて、若い世代からシニアまで幅広い需要があります。
「ライフオーガナイザーは、物を主体とせず、人を主体とする片付け法を行います。その人がどんな暮らしをしたいのか、どんな片付け方が向いているのか、部屋を片付ける前にまず思考の整理をして、価値観を明確にするところからスタートします」。細かく整理する方が居心地いい人、箱にどんどん放り込む大ざっぱな整理法が向いている人など、片付け方は人によってさまざまです。受講生からは、「自分に合った方法が分かった」「細かく整理しなくても大丈夫なんだと分かりホッとした」などの声が挙がります。
「親子だって、考え方は違います。家族それぞれの価値観を大事にしてくださいね」。秋山さんの家でも、中学生の娘さんのクローゼット整理法は母親とは違うそう。娘さんは、携帯のアプリを使って、持っている洋服の写真を撮り、携帯の画面上でアイテム別に並べて管理しています。秋山さんは、洋服を色で選ぶので、クローゼットの中は色別に整理しています。「アプリの管理は私には向いていませんが、娘には合っているようです。限られたお金と空間、自分の欲しいものがはっきり把握できるようになり、以前のように『あれ買って、これ買って』と言わなくなりました。娘のクローゼット管理が部屋全体の管理にもつながり、自分の人生を切り開く力にもつながってくれれば、と願っています」
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