コラム

 公開日: 2012-03-13  最終更新日: 2014-07-04

マンションリフォーム 広島 ④ 「フローリングの防音性能について」

マンションの生活で一番気になることはなんでしょうか?

やはり「音の問題」ですよね。集合住宅ならではの生活音や階下へ伝わる音など

では、一般的に「騒音」とされるレベルはどれくらいなのでしょうか?

平成10年に交付された環境庁の告示では、住宅地では昼間の騒音は55デシベル以下、夜間の騒音は45デシベル以下とされています。

 ところでこの「騒音の基準」はどうやって決められているのでしょうか。環境庁によると「生活環境を保全し、人の健康の保護に資する上で維持されることが望ましい基準」としています。

ここで使われている単位「デシベル」は音の大きさを表します。

それぞれの大きさとしては、

・ピアノ 80~90dB
・テレビ 57~72dB
・掃除機 60~76dB
・子供の駆け足 50~66dB
・犬の鳴き声 90~100dB

これらは日常的に出ている音ですが、どれも意外と大きいことに気が付きます。ピアノの音や子どもの足音は問題になりやすい音ですが、それ以外も基準値と見比べると注意しなくてはいけないことがよくわかります。夜間においてはほとんど気をつけなければなりません。

子供さんが小さいご家庭ではやはり階下への「音」が気になります。なかでも、木の持つ暖かさや自然の風合いと衛生面の高さからフローリングとその防音性は気になるところです。

ところがマンションの場合、フローリングは注意をしないと階下への音の問題でトラブルになったり、ひどい時には部屋を出ることさえ考える人もいるくらい慎重にせねばなりません。

フローリングにもさまざまな種類があり、合板フローリング(直貼りフローリング)、無垢フローリングなどがあります。直貼り(じかばり)フローリングは、複数のベニヤ材接着剤で張り合わせ、表面に天然木の薄板を張り付けたもので質感もありながら反りなどにも強く、下地に防音工事をしなくともコンクリートスラブの上に直接張れます。

合板と遮音マットの間は切込みが多く入っており、これはコンクリートスラブの不陸(平らでないこと)に対応するものです。マンションのフローリングは歩くとフワフワするのもこのせいです。

マンションでは管理組合などで床仕上げ材について細かい規定を作っていることが多く、フローリングへの張り替えを禁止しているマンションもあります。また、使用床材を決められているマンションもあるので事前に確認しておきましょう。

防音フローリングにはよく「LL-45」などの数字が書かれています。このLLとは「軽量衝撃音」、それに対し「LH」とは重量衝撃音のことです。



■LL(レベルライト) 軽量衝撃音

例えば、スプーンやコップを落とすコツンという音、椅子を引きずる音、スリッパでパタパタ歩く音、引き戸を引いた時の音など

■LH(レベルヘビー)重量衝撃音

例えば、子どもが走り回るドスンという音、椅子から飛び降りる音

床で起きる音には上記の二種類があります。床の遮音性・防音性を保つには、この二つの衝撃音に対し、おのおの効果的な対策を取ることが大切です。

軽量床衝撃音は、主に床の仕上材の種類によって音の大小に影響が出ます。一般的にフローリングよりもカーペットや畳など、やわらかい素材、クッション材が裏打ちされている仕上材を使うほうが遮音性能は高くなります。

・合板フローリング、クッションフロアー:LL-60以上

・遮音フローリング:LL-50~LL-45

・カーペット仕上げ:LL-45~LL-40

今はクッションフロアーやカーペットよりもフローリングの人気が高く、音の問題発生の可能性を考え、遮音フローリングを使っているか、無垢の床材でもその下に防音工事をしていることがほとんどです。

重量衝撃音は、主にコンクリートスラブの厚みによって変わってきます。対策としては、スラブ厚の厚い物件を選ぶこと。厚さの目安は200mm以上。比較的新しい物件はスラブ厚も確保されています。

一番気になるマンションの床材。ぜひ気にしてマンションリフォームを進めていきましょう。

この記事を書いたプロ

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