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ジャンル:法律

300日問題

ずっと別居、2月離婚、新しい彼との間にできた子供を8月出産予定です。300日問題免れる方法はやはりないでしょうか?

投稿日時:2012-06-16 20:29:06 | 最終回答日時:2012-09-21 17:40:53 | 回答件数:1

法律

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山下江

山下江の回答

離婚後300日以内に産まれた子供について

 まず,原則的な場合について説明します。
 民法772条により,離婚後300日以内に産まれた子供は,婚姻期間中に妊娠したものと推定され,婚姻期間中に妻が妊娠した子供は夫の子供と推定されます。
 推定が働いている以上,法律上は元夫の子供として扱われ,このままでは実際の父親の子供として出生届を出しても受理されません。
 推定を破るには,「元夫」が「子供の出生を知った時から1年以内」に「嫡出否認の訴え」を起こし,判決で元夫の子でないことを確認してもらう必要があります。元妻や実の父親が,この訴訟をすることはできません。
 しかし例外的に,元夫の子供であるという推定が働かない場合もあります。
 それは,妻が子供を妊娠したであろう時期に,既に夫婦が事実上の離婚をして夫婦の実態が失われ,又は遠隔地に居住して,夫婦間に性的関係を持つ機会がなかったなど,妻が夫の子を妊娠する可能性がないことが客観的に明白である場合です。
 例えば,離婚前約2年半前から事実上の離婚をして別居しており,夫婦としての実態が失われていたという場合には,離婚後300日以内に産まれた子供であっても,民法772条の推定を受けないとされた事案もあります(最高裁昭和44年5月29日判決民集23巻6号1064頁)。
 元夫の子供であるという推定を受けない場合は,①親子関係不存在確認,②実の父親に対する認知請求の2つの方法をとることができます。
 嫡出否認の訴えとの大きな違いは,元夫以外の者からも訴えを起こせる点と,出生を知った時から1年という期間制限がない点です。
 ①は元夫を相手方として,元夫と子供の親子関係がないことの確認を求める方法で,②は実の父親を相手方として,産まれた子供が自分の子供であると認知するように求める方法となります。
 これらについては,まずは家庭裁判所に対して関する調停を起こして,裁判官・調停委員という公平な第三者に間に立ってもらい,当事者同士の話し合いで解決できないか探ることになります。
 その話合いの中で,①の場合は,元夫婦の間で,子どもが夫婦の子どもではないという合意ができとき,②の場合は,母親と実の父親との間で,実の父親の子供であるという合意ができたときに,家庭裁判所が必要な事実の調査等を行った上で当事者間の合意が正当であると認めれば,その合意の内容に従った審判がなされます。
 合意ができない場合には,別途訴訟を提起して,判決を取る必要があります。
 こうして,①または②について得た審判または判決の謄本等を戸籍窓口に提出すれば,実際の父親の子供として届け出ることができます。(推定が及ばない場合であっても,①②の手続きを経ずにいきなり役場に実の父親の子供として届け出ても受理されません。)
 あなたの場合について考えると,2月に離婚後8月に出産ということであれば,離婚後300日以内に子供が産まれたことになるので,民法772条の原則に従えば,元夫の子供だと法律上推定されます。
 ただ,離婚前に別居されていたとのことですので,その期間がある程度長ければ元夫の子供だとの推定を受けない場合にあたり,上記の①②の方法を取れることになります。
 ①親子関係不存在確認については,調停の際に元夫に話合いに出てきてもらう必要があるので,それが難しいようであれば,②の実の父親に対する認知請求の方法をとる方が良いでしょう。ただし,②の方法でも,事実の調査のため元夫の協力が必要な場合もあります。
 仮に,別居期間があまり長くないという場合であれば,原則通り元夫から嫡出否認の訴えを起こしてもらう必要がありますが,元夫からしても,本来は血縁関係がない子供の扶養義務が発生したり,その子供に将来自分の財産を相続させることに抵抗はあるでしょうから,協力してもらえる可能性もあると思います。
 さらに詳しいことについてお知りになりたい場合には,当事務所までご相談下さい。なお,相談料については30分5000円となります。

回答日時:2012-09-21 17:40:53

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