コラム

 公開日: 2014-10-24  最終更新日: 2014-10-25

病院職員活性化コーチングのポイント

コーチングを始めるときはゴールとリソースを明確に


ある病院内の部署からの依頼で、職場活性化に取り組むことになり、5人の管理者を対象にグループコーチングを行うことになりました。管理者が情報と方法を共有して職場活性に取り組めるように、澤田が月一回コーチングするという形です。

まず、大事なことは、ゴールを明確にイメージし、言葉にしてみることです。
コーチングはこんな言葉で始まりました。

「これから、この時間を使って、どうなりたいですか?」

部署長(50代)
「病院や地域社会に貢献できるように管理者の中で同じ目標を共有したい。」
      
係長 (40代)
「まずはこの5人で、目標や目的、価値観を共有したい」

主任Aさん(30代)
「職員は活気がなく、一体感もない。モチベーションも下がっている。
どうにかしたいが、月1回の会議だけでは対策を検討するだけで終わってしまう。
この部署として、どういう方向性で行くかを共有したい。」

主任Bさん(30代)
「私たちが忙しく充分話せていない。コミュニケーションを増やすにはどうしたらいいか。
 職員をどう成長させればいいのかを一緒に考えたい」

主任Cさん(30代)
「部署全体のテーマが明確でない。コミュニケーションが大事な仕事。
 コミュニケーションをどうとるかを学びたい。」





なるほど。職場の活性化がゴールですね。
そして、この5人の話し合いも活性化したいということですね。
そして、大きな障壁は5人が集まって話し合う時間がないということ。

確かにあるところまで、コミュニケーションは質より量です。
また、「7つの習慣」でも、【重要だけれども緊急ではない】テーマについて考えることの重要性が指摘されています。

「では、まず、時間を確保しましょう。今、ここで、話しあう時間を決めてください。」

ところが、なかなか決められません。
そこで、軌道修正してみました。コーチングを始めるときに不可欠なリソースの確認です。
「皆さんの強みを教えてください」「他のメンバーの強みをあげてください」

具体的に強みを言い合ううちに、表情は明るくなり、
係長が「それぞれ力があるメンバーと仕事しているんですね」と、ひとこと。

元気が出たところで、決めるべきことを決めていきます。
コーチングは、スピードも大切にします。

「では、この力を活かして、まずはどんなことを話していきますか?」
   
― 問題点を出し合うというより、将来、この部署として、どうありたいかを共有したい。
  10年後、どうありたいかを話し、そのためにこの1年で取り組むことは何かを話そう。

「その話し合いにどんな名前をつけますか?名前はとても大切です。
名前を聞いただけで何を目指しているのかわかるような名前をつけましょう。
そして、次いつ集まるかを決めましょう」

「みんなの未来・ミーティング」に決定、第一回を「明日、昼食時に」行うこと、
ミーティングルームのスケジュールのボードに予定として書きこむことを決めました。

今から管理者が危機感を持って話し合いをし、全体のことを考えているのだということを
職員全員が知っておくことは、これから職員を巻き込むために非常に大事です。


   

この記事を書いたプロ

オフィス・インテグラル株式会社 [ホームページ]

臨床心理士 澤田章子

広島県広島市中区基町12-3 COI広島紙屋町ビル4F [地図]
TEL:082-225-8035

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
ブログ

http://ameblo.jp/officeintegral/entry-12091174928.html

お客様の声
イメージ

弊社主催、人勢力向上セミナー「あなたの中のリーダーへ」にご参加くださり、ありがとうございました。終了後のアンケートで、多くの声をいただきました。いくつか...

 
このプロの紹介記事
澤田章子プロ

心の健康と働きがいのある職場づくりをサポート(1/3)

 心の健康問題は、今や社会全体の課題となっています。その問題を、個人に任せるのではなく組織として取り組むときに、EAP(従業員支援プログラム)という方法があります。 オフィス・インテグラル(株)の代表で臨床心理士の澤田章子さんは、病院への...

澤田章子プロに相談してみよう!

中国新聞社 マイベストプロ

「病院」に特化したメンタルヘルス体制づくり

会社名 : オフィス・インテグラル株式会社
住所 : 広島県広島市中区基町12-3 COI広島紙屋町ビル4F [地図]
TEL : 082-225-8035

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

082-225-8035

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

澤田章子(さわだふみこ)

オフィス・インテグラル株式会社

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
プロのおすすめコラム
メンタルヘルス・マネジメント検定 テキスト&問題集 刊行!
イメージ

安全衛生教科書 「メンタルヘルス・マネジメント(R)検定II種・III種 テキスト&問題集」EAPコンサルティング普及...

[ お知らせ ]

職場改善コーチング 第2回
イメージ

 問題意識を共有する  依頼者の悩みは、自分たちの職場に課題があるということを共有できないことだった。 ...

[ 気持ちよく働ける職場をみんなで創ろう ]

職場改善コーチング 第1回
イメージ

 すべては、ひとりの想いから始まる 年度が変わろうとする頃、10人足らずの対人援助職が働く職場から、研...

[ 気持ちよく働ける職場をみんなで創ろう ]

インターンシップ体験記〜3
イメージ

ベテラン臨床心理士の集まりに特別参加した、Mさん。小さくなっていましたが、見るべきところは見ていたようです...

[ 冒険は始まっている ]

インターンシップ体験記ー2
イメージ

 その2〜ストレスチェック・デモンストレーション 冒険好きな新人には、さらなる冒険を。いきなりの最前...

[ 冒険は始まっている ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ