コラム

2015-05-14

お金の価値を知る

デフレとインフレ


日本では失われた20年と言われる様にバブル崩壊後20年の間デフレ状態でした。


デフレとは、簡単に言うと物価が下落し続けている状態の事を言います。


一見するとモノの値段が下がるので良いように思えますが、物の値段が下がるというのはご家庭の財布の紐が閉まり、経済が縮小していく事を表しています。

この状態が続き.いていくと、デフレスパイラルという負の連鎖が起こっていきます。


日本だけではなく、基本的に国としては国の経済を成長させていく事を念頭においていますから、この状態の時には何かしらの対策を考えていく事になります。

現在ではアベノミクスという安倍政権が発足して打ち立てた政策が実施されています。


基本的に新興国は前年比7%前後、先進国では1~2%前後の経済成長を目指すのが基本となっています。



実質貨幣価値と額面について


さて、ここで考えていきたいのは、インフレやデフレによってお金に関して何が起こるかという事です。

普通に生活をしていると、インフレになってもデフレになってもお金はお金なので、持っているお金に変わりはありません。

しかし、問題は実質貨幣価値と額面の違いです。



為替の違いではビッグマック指数という言葉を良く聞かれると思います。

これは、同じ商品はどの国に行っても同じ価値だという事を基本に為替の価値を示す指数となっているものですが、インフレやデフレによって同じ額面でも貨幣価値が変わってくるのです。


そこで総務省統計局のホームページに掲載されている消費者物価指数を基に現在の貨幣価値が昔の日本の貨幣価値とどれくらい違うのか調べてみました。

最新のデータが2014年となっているので、2014年の40年前の貨幣価値と比較してみると約1.996倍となっていて、今の1万円は40年前には19,960円の価値があったという事になります。


次に失われた20年の比較をしてみました。
1991年と2011年では1.018倍とほぼ価値が変わっていません。これが失われた20年と言われる理由で、前記しているように先進国では1~2%の経済成長を目指しており、この数字と同じように物価も上昇するのが健全だと考えられています。


今後はインフレへ・・・


現在、安倍政権はデフレ脱却に向けてあらゆる手段を打ち立てています。また日銀も目標が達成出来たなかったとは言え、今後も2%の物価上昇を目指して金融緩和を行っていくと考えられます。

そうした中で、物価上昇率より低い利回りで運用したり、タンス貯金をしていると、金融資産はどんどんと目減りしていきます。


仮に物価上昇率が順調に1%ずつ毎年上がり、10年間経過したとします。

100万円の価値の物は10年後には1,104,622円となり、100万円をタンス預金していた場合には更に104,622円を更に出さなくてはいけません。

逆にお金の価値から考えていくと同じ100万円でも10年後に905,287となってしまっている事になります。

私の所へ相談に来られる方にも、元本確保だから安心と言われる方がおられます。

元本確保は額面確保で実質の貨幣価値の確保ではありません。

この違いを理解されてライフプランを組み立てられる様にしましょう

この記事を書いたプロ

FP事務所 MoneySmith [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野裕一

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