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患者と家族に寄り添い認知症医療に取り組む(1/3)

宮﨑裕子院長

認知症の中のどの病気かをつきとめる

 認知症の診断は初期ほど難しく、熟練した技術を要する検査や診察が必要です。認知症といえばアルツハイマー型認知症が知られていますが、他にも脳血管性認知症(かくれ脳梗塞によるものを含む)、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあります。もっと細かい症状ごとの病名も存在します。

 「認知症かどうかを判断して終わりではありません。認知症の中のどれにあたるのかを診断することが重要です。その結果によって、介護プランを含めた治療方針が微妙に違うからです」と、宮﨑クリニック院長の宮﨑裕子さんは話します。
宮﨑さんは2000年、川崎医科大学付属病院で、物忘れを心配している患者さんに特化した外来の立ち上げを担当し、以後認知症を含む神経心理学の専門医として治療と研究に携わりました。この経験を生かし、患者と向き合いながら時間をかけて診断していきます。
 認知症の中心症状は、最近のことを覚えられないという近時記憶障害ですが、近時記憶障害だけの場合には健忘といい、認知症とは区別します。記憶障害に加えて注意/集中力、言語、視覚や触覚の認知、前頭葉機能障害などのうち最低どれか一つの障害を伴って初めて認知症と診断します。各項目の障害の有無と程度は対面検査で調べていきます。

 「14年間、認知症の様々な症例を診てきました。スクリーニングテストの点数や画像検査の大脳萎縮の有無で切り分けるのではなく、課題に取り組む患者さんの反応を観察することが最も重要です」と宮﨑さん。1999年にアリセプトという薬の登場で認知症の治療は劇的に変わりました。根本的に治すことはできませんが、病気の進行をゆっくりにし、できるだけ現状を維持しようというのが治療目標です。ですから、できるだけ早期からの内服開始は有効です。ただ、脳血管性認知症の人に何の準備もなく薬を処方すると、副作用のため患者さんが攻撃的になることもあります。アルツハイマー型と脳血管性型では、同じ薬を用いるにしても注意点が異なります。
 「一度薬の副作用が出てしまうと、薬剤治療に消極的になってしまい、その時点で治療が途切れてしまうケースもあります。このようなことをできるだけ防ぐためにも、専門の医師に相談してほしいのです。物忘れが気になるけど、どこに行けばいいか悩む方は多いでしょう。ぜひ気軽に受診してください」

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【次ページ】 症状が進むほど介護者のケアが必要

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医院名 : 内科・脳神経内科・リハビリテーション科 宮﨑ゆうこクリニック
住所 : 広島県広島市中区中町7-35 和光中町ビル2階 [地図]
TEL : 082-247-1916

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宮﨑裕子(みやざきゆうこ)

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