コラム

2016-04-26

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「取引書類がなくても過払い金請求できる?」

2016/4/25(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「取引書類がなくても過払い金請求できる?」
過払い請求 相談 広島 弁護士

取引書類がなくても過払い金請求できる?

Q: 今月は「債務整理や過払い」をテーマに、番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、40歳男性の方からメールをいただきました。
 「数年前から頻繁に見聞きするようになった、過払い金返還請求について教えていただきたいことがあります。
 数か月前に父親が事故で他界しました。
 急な出来事だったため私たち親族もバタバタと走り回る日々、四十九日も終わり、ようやく落ち着きを取り戻していた矢先に、またしても問題が発覚。
 それは、父親の部屋を整理していた時の事。
 机の引き出しの中から手帳が出てきて、そこに、消費者金融Aから借りた借金の返済がようやく済んだ…とのメモがありました。
 父は小さな印刷会社を営んでいました。
 景気が悪くなり始めたころから、資金繰りのため、どうやら消費者金融からお金借りていたようです。
 かれこれ10数年前から取引をしていたようでした。
 しかし、消費者金融Aと交わしたであろう取引の資料は一切出てきていません。
 ただ、この頃、消費者金融から借金をしていたということは、過払い金が発生している可能性が大きいと思うのです。
 取り引きに関わる資料がない上に、借り入れた本人が亡くなっている場合、過払い金返還請求はできないのでしょうか?
 これから相続人全員で集まって遺産分割協議をする予定にしているのですが、その前に、きちんと調べておきたいと思っています。
 資料がない中でどうしたらいいのでしょう?」

というご相談です。
 江さん、過払い金は発生しているのでしょうか。

A: そうですね。
 取引が10数年前からあり完済ということですから、過払い金が発生していそうですね。
 相談者の方が心配されているように、過払い金返還請求をする場合、本来であれば、全ての履歴が必要となります。
 しかし、最初の契約は随分昔…ということもよくあることです。
 契約時の書類を失くしてしまっているなんてことはよくあることです。

Q: 紛失している、見当たらない…という場合はどうしたらいいのですか?

A: 利息制限法に規定されている上限金利を超える利息を払っていたという事実さえあれば、過払い金を取り戻すことができる可能性は十分ありますからね。

Q: それを証明するものが取引に関する書類だと思うのですが、それが手元にないとしたら、どうやって調べればいいのしょうか?

A: 消費者金融は、全ての取引について、履歴を開示しなければならないことになっていますから、要求を出せば開示させることはできます。
 契約時の書類なども、消費者金融側で管理しているはずです。

Q: なるほど、開示が義務づけされているのなら安心ですね。
 幸いにもお父様のメモには「A」という会社名も残っていたようですから、早速、確認されるといいですね。
 ただ、江さん、これは亡くなったお父様の借りたもの…契約者が既に他界している場合、情報開示はできるものなのでしょうか?

A: 大丈夫です。
 相談者の方が契約者、すなわちお父さんの相続人として、消費者金融から取引履歴を取り寄せることができます。

Q: なるほど、それでは安心ですね。
 今回は、相続人が過払い金返還請求できる、ということがわかりました。
 相続人が請求する場合には、どのような手続きが必要になるのか、もう少し詳しく教えていただけますか?

A: 相続人が過払い金返還請求をする場合には、消費者金融に対していくつかの書類を提出する必要があります。
 ○被相続人…今回では亡くなったお父様の出生から死亡時までの戸籍謄本
 ○相続人全員の戸籍謄本
 ○法定相続人が全員で相続する場合は必要ありませんが、その中である特定の人に相続をする場合は、印鑑証明書付の遺産分割協議書が必要となります。
 そして、過払い金返還請求を弁護士や司法書士などに依頼する場合は、その委任状も必要になります。

Q: 多くの書類が必要になってくるのですね。
 これは大変。
 消費者金融業者に取引履歴を開示してもらうよう求めるところから、実際、請求するところまで、自分でやろうと思えばできないことはないのでしょうが、かなりの時間と労力と、そして精神的な強さが必要となりそうですね。
 ここはやはり、弁護士など、専門家にお願いする方が、無難のような気がしてなりませんが…

A: おっしゃる通りです。
 そもそも過払い金返還請求をするのにも、今回のケースは書類などが一切手元に残っていない状態からのスタートですから、簡単にはいかないはずです。
 相手業者はプロですからね。
 なかなか思うようにはいかないかもしれません。

Q: 相手の業者からしても、個人が行った場合と弁護士など、専門家が行った場合では対応の仕方を変えざるを得ないでしょうしね。

A: そうですね。
 しかも契約者本人ではなく、相続人からの請求となると、ますます大変だと思います。
 これまで何度もお話ししてきたように、過払い金返還請求にも時効があります。
 多くの書類を揃えるだけでも時間がかかる上に、その手続きや交渉などが加わると、本当に時間と労力がかかります。
 弁護士などの専門家を頼っていただいた方が、よりスムーズに早く解決へと進むと思いますね。

Q: そうそう、過払い金返還請求には時効がありましたよね。
 消費者金融との最後の取引から10年が経つと、請求権は消滅するのでしたね。
 さらに過払い金返還請求が増えており、消費者金融会社も多額の返還金を要するために、資金繰り困難で倒産する可能性もあると、以前の放送でもお話しされましたよね。

A: はい、そのとおりです。
 時効を迎えていなくても、請求する相手が無くなっていては、元も子もないですからね。

Q: やはり、このような場合は、まず専門家に相談ですね。

A: もちろんです。
 過払い金返還請求だけをみても、その状況と内容は本当に十人十色…です。
 今は、ネットなどで簡単に調べたりできる時代ですが、全く同じケースの回答があるとは限りません。
 相談したい事、困っていることを直接お聞きして、よりよい解決へ着地するためにも、是非、弁護士を頼ってください!

Q: 今週も、力強いお言葉、いただきました。
 山下江法律事務所では、債務整理・過払い金返還請求については無料で相談できるとのことです。
 また、着手金も無料とのことです。
 ひとりで悩まず、是非、お問い合わせください。
 それではここでフリーダイヤルです。
 山下江法律事務所フリーダイヤル0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 今日は、「取引書類がなくても過払い金返還請求はできるか?」というご相談に答えていただきました。
 江さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ 
「雇止めで気をつけることは」について
2016/5/2 13:30~13:40 FMちゅーピー(76.6MHz)

■借金問題専門サイト【過払い金返還請求とは】

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