コラム

2016-04-19

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「自己破産だけはしたくない。何か方法は?」

2016/4/18(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「自己破産だけはしたくない。何か方法は?」
民事再生 相談 広島

自己破産だけはしたくない。何か方法は?

Q: 今月は「債務整理や過払い」をテーマに、番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、58歳の女性からの相談です。
 「江先生、丸子さん、私の悩みを聞いてください。
 私はお金遣いが荒く、そのことで夫に離婚を請求され、昨年バツ一になりました。
 全て私がお金にだらしないのが原因なので仕方ないと思いますが、離婚の際にわずかにあった預貯金は全て夫にとられてしまいました。
 手元に残ったお金は殆どないのに、昔、借りたローンの返済に追いかけられています。
 とにかく今は、返済するのも厳しい状況なので、取り急ぎ、パートを見つけて働いています。
 しかし、複数社から借りていた返済金は、思いのほか多額で、パートだけでは到底追いつく事ができない現状です。
 知り合いに相談をしたところ、「いっそのこと自己破産をし、再スタートを切った方がいいのでは?」とも言われました。
 この話を一緒に住む息子にしたところ、「自己破産だけはいやだ。」「この家にもどうしても住みたい。」と言われてしまいました。
 この家は私の名義なのですが、江先生、私のようにローンの返済で首が回らなくなっていても、自己破産ではなく、他の方法で対処できる術はないのでしょうか? 」

というご相談です。
 先週のお悩みは、自己破産をしたい!という内容でしたが、今回のお悩みは、ローン返済を抱えながらも、自己破産をせずに解決したい。というものです。
 江さん、いかがでしょうか?

A: 先週、お話した「自己破産のメリットとデメリット」のデメリットの部分が浮き彫りになったパターンですね。
 ようするに、自己破産をしてしまえば、借金がゼロになり、気持ちも楽になる…しかしその代わりに、資産は生活費程度しか残らない。
 自宅など不動産を持っている場合は、その不動産を処分しなくてはいけなくなります。自己破産の最大のデメリットとも言える部分です。

Q: さぁ、自己破産以外に債務整理をする方法はありますか?

A: はい、可能な場合があります。
 借金の返済に追われて生活が苦しくなるほどの状況になると、まずはじめに自己破産を考える方が多いようです。
 しかし、自己破産にもメリット・デメリットがあり、現状と、そのメリット・デメリットを天秤に掛けた場合、自己破産が果たしてベストな選択か…を考える必要はあります。
 今回のご相談者のように、所有の家がある場合、自己破産を申請すると、家は処分しなければなくなるでしょう。
 家を守りたい…という場合には、自己破産は選択しない方が無難ですね。

Q: 自己破産に代わる方法…そういえば以前番組でも、家を守りながら借金を返す方法について、紹介しましたね。
 思い出しました。

A: はい、番組でも何度か似たような話はしていると思います。
 自己破産をせずに債務整理をする場合、「個人民事再生手続き」を取ることがベターかもしれませんね。

Q: 個人民事再生手続きについて、詳しく教えていただけますか?

A: 個人民事再生手続きとは、定期的な収入がある上で、負債額が5000万円以内、今後の再生計画を立てる事ができれば手続き可能となります。
 自己破産のように、借金はゼロにはなりません。
 申し立て人の可処分所得の2年分を3年間かけて支払うことが必要となります。
 ただ、自宅などの財産を手放すことなく借金を整理することができます。

Q: 可処分所得とはどういうものでしたかね?

A: 手取りの収入額から生活に必要な最低限度の費用を差し引いた金額のことを言います。
 最高裁判所が作成した「可処分所得算出シート」に税金の額や生活費などを記載していけば、その金額が出てきます。

Q: なるほど、個人民事再生は、一定の金額を3年間に渡って支払い続けることが必要になるのですね。
 この手続きをする場合の条件はあるのでしょうか?

A: 利用するにはいくつかの条件があります。
 申立人が個人であること。
 申立人に破産の原因たる事実の生ずるおそれがあること。
 申立人に将来において継続的にまたは反復して収入を得る見込みがあること。
 申立人に最低弁済額を返済できるほどの収入を得る見込みがあること。
 最後に申立人の借金の総額が5000万円以下であること。
 これらの条件を満たしていれば、利用できます。

Q: 相談者は今、パートをされているということでしたが、バイトやパートなどでも、個人民事再生は申請できるのですか?

A: 大丈夫です。
 個人民事再生は継続して収入を得る見込みがあることが必要とされていますが、正社員かアルバイトかの雇用形態については規定がありません。
 ですから、アルバイトまたはパートタイマーであっても、継続して収入を得る見込みがあると認められれば、民事再生を利用することは可能です。
 その代わり、バイトでもパートでも、継続して勤められるように努力をしてください。
 短期のアルバイトを繰り返しているような場合は、継続的に収入を得る見込みがあるとはいえないという判断にもなりかねませんから。

Q: そうですね。
 個人民事再生の場合、3年間に渡り一定の返済を続けていくわけですから、収入に関しても、継続こそが信頼に結びつく大切な要点になるかもしれませんね。
 江さん、ここまでのお話ですと、相談者にとって、個人民事再生を選択することがベストのような気がしますね。

A: 債務の全てを細かくお聞きしていませんので、これがベストとは言い切れませんが、少なくとも、相談者が望むカタチに近い解決法だと思います。
 個人民事再生は、自己破産のように一定の資格や法律上の地位につくことを制限されるということもありません。

Q: 少し、未来への光が見えてきたように思いますね。
 できれば、山下江法律事務所のドアをノックして、この続き…もっと詳しくご相談されてみてはいかがかと思います。

A: 是非、お電話でもいいのでいただきたいですね。
 相談者の抱えている債務が消費者金融のもので、借りた時期などによっては、過払い金返還請求ができる可能性もありますから…場合によっては、個人民事再生の他に、任意整理で解決できるかもしれません。
 もう少し、内容をお聞きして、相談者にあった方法をご提案できるはずです。

Q: 山下江法律事務所では、債務整理については無料で相談できるとのことです。
 ひとりで悩まず、是非、お問い合わせください。
 フリーダイヤルをお知らせしましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤル0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 今日は、「自己破産だけはしたくない。何か方法は?」という女性の方からのご相談に答えていただきました。
 江さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ 
「取引書類がなくても過払い金請求できる?」について
2016/4/25 13:30~13:40 FMちゅーピー(76.6MHz)

■借金問題専門サイト【個人民事再生とは】

■バックナンバー(債務整理)
「自己破産すると会社から解雇されないか心配」 2016/4/11OA
「過払い金返還請求にかかる弁護士費用は?」 2016/4/4OA
「過払い金請求できるかどうか知りたい」 2015/11/30OA
「自己破産すると戸籍に残るのでは」 2015/11/23OA
「家を残して借金整理する方法は?」 2015/11/16OA
「もうすぐ過払い金請求ができなくなるのですか?」 2015/11/2OA
「いわゆる『ブラックリスト』について教えて!」 2015/5/25OA
「過払い金について、司法書士も広告をしているが…」 2015/5/18OA
「手元に資料がなくても過払い金返還請求はできる?」 2015/5/11OA
「自己破産と個人民事再生の違いを教えて?」 2015/5/4OA
「自宅を守る借金整理法は?」 2014/10/20OA
「自己破産しないで借金整理できますか」 2014/10/13OA
「過払い請求できるかどうか知りたいのですが」 2014/10/6OA
「特定調停手続について教えて下さい。」 2014/6/30OA
「自己破産しようにも費用がないのですが・・・。」 2014/6/9OA
「今からでも過払い請求できますか?」 2014/6/2OA
「個人再生手続きについて教えてください」  2013/12/16OA
「自己破産すべきかどうか悩んでいます」  2013/12/9OA
「過払い金返還請求には時効があるのですか?」  2013/12/2OA
「過払い金返還、弁護士と司法書士の違い」 2913/6/25OA  
「自己破産のメリットとデメリット」 2013/6/17OA 
「数年前に完済していても、過払い金返還請求は可能か?」 2013/6/10OA
「過払い金返還請求するとブラックリストに載る?」  2013/6/3OA
「江さんに、質問!」 2012/1/30OA 
「家を守りながら借金を整理したい」 2012/1/23OA
「法テラスの利用法」 2012/1/16OA
「完済後でも消費者金融からお金を取り戻せますか?」 2012/1/9OA 
「過払いについて」 2012/1/5OA 
「会社を倒産して、夜逃げをしようと考えています」 2011/2/28OA
「消費者金融からお金を取り戻せますか」 2011/6/13OA

この記事を書いたプロ

山下江法律事務所 [ホームページ]

弁護士 山下江

広島県広島市中区上八丁堀4-27 上八丁堀ビル703 [地図]
TEL:0120-7834-09

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

交通事故の解決事例をマンガで紹介しています山下江法律事務所 交通事故専門サイトトップページ ↓↓↓http://www.hiroshima-jiko.com/■その他の事例もご参照くだ...

相談料

無料相談について、詳しくはこちら↓をご覧下さい。■交通事故専門サイト■借金問題専門サイト相談予約専用フリーダイヤル0120-783409 (なやみよま...

 
このプロの紹介記事
山下江 やましたこう

依頼者に笑顔になってもらうために、全力を尽くします。(1/3)

 ドアを開けると、ずらりとスタッフの並ぶカウンター。案内された部屋で待っていたのは穏やかに微笑む山下江さん。まるで大病院の受付みたいですねと感想を伝えると、「そうですか? ハハハハ」と楽しげに笑う山下さん。山下江事務所は、弁護士15人・秘...

山下江プロに相談してみよう!

中国新聞社 マイベストプロ

「親切な相談」「適切な解決」これが私たちのモットーです。

事務所名 : 山下江法律事務所
住所 : 広島県広島市中区上八丁堀4-27 上八丁堀ビル703 [地図]
TEL : 0120-7834-09

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0120-7834-09

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

山下江(やましたこう)

山下江法律事務所

アクセスマップ

プロのおすすめコラム
相続アドバイザーの『「超☆ドンブリ相続対策」のすすめ』ほか
イメージ

 事業承継士資格取得講座☆ 先週のブログ →弾丸☆インド旅行 でも少し触れたのですが東京滞在5泊6日で講習...

[ 相続アドバイザー ]

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「離婚したいと思っているのですが…」
イメージ

2016/9/26(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、OA内容をお届...

[ 法律相談 ]

広島の弁護士・江さんの「10月22日(土)三本松進先輩が最新ベンチャーを語る・・・」ほか
イメージ

 10月22日(土)三本松進先輩が最新ベンチャーを語る(第31回KKC交流会)  修道中高及び東大の2年先輩であり...

[ ブログ ]

広島の弁護士・江さんのお知らせ「保険代理店様向け相続セミナー開催」
イメージ

 山下江法律事務所は、保険代理店様向けの相続セミナーを開催します。 近時、相続に注目が集まっています。保...

[ お知らせ ]

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「子の親権を取れますか?」
イメージ

2016/9/19(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、OA内容をお届...

[ 法律相談 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ