コラム

 公開日: 2015-10-24 

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「労災、弁護士に頼むメリットは?」

2015/10/19(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「労災、弁護士に頼むメリットは?」
山下江法律事務所 FMちゅーピー なやみよまるく

労災、弁護士に頼むメリットは?

Q: 今月は、「企業法務・労働」をテーマに、みなさまから番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、41歳の女性からのご相談です。

 「江先生、丸子さん、こんにちは。
 私の友達のだんなさんが、建築現場にてバランスを崩し落下し大けがをしました。
 友達は、会社も協力してくれて労災保険もおりたので、ひとまず落ち着いたとのことでした。
 しかし、だんなさんには後遺症もあるので、将来のことを考えると、不安になっているようです。
 労災にあうと弁護士に相談するべきということを昔どこかで聞いたことがあるんですが、このような場合でも弁護士に相談した方がいいんでしょうか。
 労災について、弁護士に相談し、依頼するメリットは何なのか教えてもらえませんか。」

という内容です。
 労災・・・労働災害のことですよね。
 労働災害について、労災保険給付を受けるだけでなく、弁護士に相談し依頼するメリットは何かということのようです。

A: 分かりました。
 ご説明しましょう。
 まず、労災保険ですが、これは、労働者災害補償保険法(労災保険法)に基づく保険制度です。
 労災には、業務災害と通勤災害があるのですが、労働者がそのような災害により、怪我をしたり、後遺症が残ったり、死亡したり、また病気になった場合に、労働基準監督署に労災保険の給付申請をすれば保険金が支給されるというものです。
 労災を受けた労働者またはその遺族に対して、労災の障害等級に応じて、決められた基準で金額が支給されます。
 この制度は、労働者の最低限の生活保障のための制度ですので、災害について労働者の過失があっても原則として保険金が支給されます。
 もっとも重大な過失の場合に一部減額されることもあります。
 このような制度であるため、必ずしも、労働者が被った損害のすべてを保証するものとなっておりません。

Q: つまり、労災保険は、労働者の最低限の生活保障のための制度であり、必ずしも、労働者が被った損害の全部を保証するものではない、ということですね。

A: はい。

Q: もっと、具体的に説明してもらえませんか。

A: はい、一番分かりやすいのが、労働者の勤務する会社に対する慰謝料請求の問題です。
 会社は労働者に対して、安全な環境で働いてもらうようにする義務「安全配慮義務」があります。
 会社にこの安全配慮義務違反があったときは、労働者は会社に対して、慰謝料を請求できたり、労災保険での給付額以上の請求ができたりする場合があります。

Q: 「安全配慮義務」ですか・・・

A: はい、労働契約法第5条は、「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」と、使用者の労働者に対する安全配慮義務(健康配慮義務)を明文化しています。
 そして、メンタルヘルス(心の健康)対策も使用者の安全配慮義務に当然含まれると解釈されています。
 会社は、労働者を使用して利益を上げている以上、労働者を安全に働かせる義務があるとするものです。

Q: なるほど、会社には安全配慮義務があるのですね。

A: で、ですね・・・会社の安全配慮義務違反によって労働者が被った精神的損害(慰謝料)については、労災保険には含まれていないのです。

Q: なるほど、労災保険のみでは損害の全部を回復したことにはならない場合があるということですね。

A: はい、そういうことです。
 それに、相手は労働者が勤務している会社です。
 労働者が会社に対して自ら請求することは、立場から言っても、能力から言ってもまったく不十分にならざるを得ないと思います。
 そこは、やはり、こうした労災事案になれている弁護士に相談し、依頼すべきと言うことです。

Q: 江さんの事務所で扱った事案で紹介してもらえるものがありますか。

A: 一つ紹介しましょうか。
 工場内で歩行中にフォークリフトに追突され足をひかれ、重い後遺障害が残った。
 障害等級併合7級の認定を受けました。当事務所にて会社に対し、慰謝料・逸失利益などの損害賠償請求を行い、当方も20%の過失があることを認めざるを得ませんでしたが、総額約4000万円の支払を受けることができました。

Q: 被害者の方は多額の賠償金を得ることができたのですね。

A: はい、そういうことです。
 そうそう、当事務所では、労災被害者救済のために、先月末に、「労災専門サイト」を立ち上げました。
 ここに、さっき挙げた当事務所の解決事例はもちろん、その他の詳しい説明もしてあります。
 「山下江」「労災」で検索していただければ、このサイトが出てくると思います。 
 是非、ご覧頂ければと思います。

Q: そうですか。
 「労災専門サイト」を立ち上げられたのですね。
 心強いですね。
 相談者の方も、是非、見ていただければと思います。
 ところで江さん、労災事案を山下江法律事務所に依頼した場合の弁護士費用はどうなるのでしょうか。

A: はい、通常、事件を受任するときは、着手金と報酬金が発生します。
 報酬金は事案の成功度に応じて最後に支払われるものですが、着手金は、最初に、ご依頼を受けると同時に支払われるものです。
 しかし、被災労働者やご家族に着手金を支払うことが困難な場合もあります。
 そこで、当事務所では、着手金の分割支払いや回収金額のなかからの後払いも、ご相談に応じております。

Q: 着手金の分割や後払いがあると、助かりますね。

A: はい。
 相談料は無料ですので、是非、まず、当法律事務所にご相談いただければと思います。
 それと一つだけ注意事項があります。
 当事務所が顧問をしている企業は約70社あるのですが、その企業を相手にしての請求を当事務所が行うことはできません。
 利益が相反するからです。
 どの会社が顧問会社かは、その大部分を当事務所の企業法務専門サイトに記載していますので、確認していただければと思います。

Q: はい、良く分かりました。
 今日は、労災にあった場合に弁護士に依頼するメリットについて、江さんに伺いました。
 ではここで、山下江法律事務所のフリーダイヤルをお知らせしておきましょう。
 0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 江さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ
「残業代請求で訴えられそう」について
2015/10/26 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

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この記事を書いたプロ

山下江法律事務所 [ホームページ]

弁護士 山下江

広島県広島市中区上八丁堀4-27 上八丁堀ビル703 [地図]
TEL:0120-7834-09

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