コラム

2015-09-29

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「不倫相手から慰謝料を取りたい」

2015/9/28(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「不倫相手から慰謝料を取りたい」
不倫 慰謝料 広島 弁護士

不倫相手から慰謝料を取りたい

Q: 今月は、離婚や男女トラブルについて、みなさまから番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、43歳女性から「誰にも相談できず、困っています」という匿名のメールが送られてきました。
 早速ご紹介しましょう。

 「私は2年前、10歳年下の男性と結婚しました。
 10歳も年が離れていることに、周りのみんなは驚き、うらやましがられ、私もやっと訪れた春に、有頂天になっていたのかもしれません。
 親戚のおじさんからは、「そんなに若い旦那なら、結婚してからの心配はつきもの、苦労が絶えないぞ」という忠告もありました。
 私も頭の片隅に、いつか、若い子の方が良くなる時がくるかも…という一抹の不安はありました。
 その彼が、どうやら浮気をしているようなのです。
 心のどこかではやっぱり…と思う反面、無性に腹が立ってきました。
 しかし、10歳も年上の女が浮気程度で振り乱して突き詰める…なんてことをしたら恰好が悪い。
 ますます嫌われてしまうのではないか…。
 そんなことばかり考えて何もできずにいます。
 今は、主人の浮気については、まだ何も気づいていない振りをしていますが、イライラしてしまい、喧嘩も増えてきました。
 私はいつ離婚を口にされるか不安でいっぱいです。
 もし、いつか、離婚することになった時には、不倫相手から慰謝料をとってやろうと思っています。
 その時のために、今から何かしておくべきことはあるのでしょうか?」

という内容です。
 江さん、これはただ事ではありませんね。
 相談者のこの方、日に日にストレスが溜まっているのではないかと・・・

A: そうですね。
 気持ちは十分に理解できますが、まず、本当に浮気をしているかどうかもわかりませんから、少し落ちついて冷静になって、聞いていただきたいですね。

Q: そうですね。
 今日は、もし本当に浮気をしていた場合を想定して、アドバイスをいただきましょう。
 江さん、まず、不倫相手から慰謝料を取れるかどうか…これは微妙なところでしたよね?

A: はい。
 以前、この番組でお話したこともありますね。
 浮気相手への慰謝料請求は、できる場合もあれば、できない場合もある。
 これが現実です。

Q: そうでしたね。
 では、もう一度、おさらいとして、お話いただけますか?
 浮気をされて、精神的に苦痛を感じている…という状況でも、どうして請求できないことがあるのでしょう?

A: その前に、慰謝料請求の話を少ししておきましょう。
 「浮気」のことを、法律的には「不貞行為」といいいますが、不貞行為への慰謝料請求権は、民法上、不法行為に基づく損害賠償請求権の一つです。
 この請求権が成立するためには、不貞行為の他に、行為をした者の故意・過失、そして精神的損害と行為との間の因果関係…すなわち、その不貞行為によって精神的損害を被ったという、原因と結果の関係が必要になります。
 ですから、慰謝料請求ができない場合とは、相手方の女性に故意過失が無い場合、または因果関係がない場合です。
 相手方の女性に故意過失がない場合の説明をしましょう。
 まず、夫婦間には貞操義務がありますが、その女性が、旦那さんが既婚者であることを知らなかったらどうでしょう?
 あるいは、旦那さんが女性に対して、結婚していることを内緒にしていて嘘をついていたとしたら、女性は知る由もありませんね。
 その場合、女性は旦那さんの貞操義務を一緒に破った意識は全くないことになります。
 このような場合には、女性には故意過失がないということになりますから、慰謝料請求はできないことになる。というわけです。

Q: 分かりやすいですね。
 男性が既婚者であることを知らなかったら、その女性を責めることはできませんからね。
 では、相手方の女性に対して慰謝料請求ができないもうひとつの理由、因果関係が無い場合についても説明していただけますか?

A: はい。
 因果関係が無い場合というのは、例えば、旦那さんが不貞行為を行っていた時には、既に夫婦間の信頼関係はなくなっていて、別居状態であったり、既に夫婦関係が破綻していたり…というような場合のことをいいます。
 このような場合には、相手方の女性による不貞行為によって、相談者の夫婦関係が壊れたわけではないということになります。

Q: 夫婦関係が壊れたのは、相手方の女性の不貞行為が原因とはいえないという判断になるわけですね。
 よくわかりました。
 これまでは、相手方の女性に対して慰謝料請求ができない場合の説明をしていただきましたが、逆に、慰謝料請求ができる場合を教えていただけますか?

A: 大ざっぱに言うと・・・、相手方の女性が、旦那さんが既婚者であることを知った上で、不貞を行ったこと、そして、その時期に夫婦間には破綻の事実がなかったということでしょうか。

Q: そのような場合には、慰謝料請求ができるというわけですね。
 慰謝料請求ができる場合と、できない場合の違いについては、良くわかりました。
 しかし、今回のご相談のように、まだ、浮気が事実として認められていない場合、慰謝料請求するまでには、様々な証拠が必要になってきそうですね。

A: 基本的に、不貞行為というものは、こっそり行われるものですからね。
 当事務所に相談に来られる方の中には、浮気をされた!相手から慰謝料を取ってやりたい!と、半ば感情が勝った状態で来られる場合も見受けられます。
 気持ちはわかりますからね。
 その場合は、これから用意しなければならないことなど、アドバイスをさせていただくようにはしています。

Q: 例えば、どのような用意だったりするのでしょうか?

A: まずは、不貞行為の証拠をつかむことです。
 当事務所は提携している探偵社があります。
 その探偵社と連携して、不貞行為の証拠をつかむところから始まります。
 探偵社の中には、依頼人の焦った気持ちに乗っかって、高額な料金請求するところもあるので、注意が必要です。

Q: その点、江さんの事務所に依頼すれば、提携している探偵社にお願いできるので、安心ですね。
 この場合の証拠というのは、やはり、写真であったりビデオであったりするものを指すのでしょうか?

A: もちろん、写真や動画は最も有力な証拠になりますが、探偵に依頼するまでもなく、携帯メールのやりとりなどから、不貞行為の跡が伺える場合には、それも有効な証拠となります。
 手掛かりになりそうな証拠があれば、相談時に是非、お持ちいただけるといいですね。

Q: 今日は、「不倫の相手から慰謝料を取りたい」という女性の悩みに答えていただきました。
 ここで、山下江法律事務所の相談予約のフリーダイヤルをお知らせしておきましょう。
 0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 ただ今、山下江法律事務所では、離婚の無料相談を実施しています。
 離婚を考えている方、是非一度、山下江法律事務所へ来ていただきたいと思います。
 今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 江さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ
「企業法務チームがあると聞いたのですが」について
2015/10/5 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

■離婚問題専門サイト「慰謝料とは」

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TEL:0120-7834-09

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