コラム

2015-07-21

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「交通事故を弁護士に依頼すると保険金が増額できるのはなぜ」

2015/7/20(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「交通事故を弁護士に依頼すると保険金が増額できるのはなぜ」
広島 弁護士 相談 メリット

■交通事故を弁護士に依頼すると保険金が増額できるのはなぜ

Q: 今月は、「交通事故」をテーマに、みなさまから番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、52歳の女性から、お手紙をいただきました。

 「江先生、丸子さん、はじめまして。
 私は中区で飲食店を営んでおり、店ではBGM代わりにちゅーピーを流しています。
 この番組もいつも興味深くきかせていただいています。
 これまで他人事だったお悩み相談、このコーナーに私が投稿することになるとは思ってもみませんでした。
 というのも、私は数ヶ月前に交通事故に遭いました。
 店を閉めてから家に帰る道中、信号待ちしていたところに後ろからタクシーが突っ込んできました。
 さほどスピードは出ていなかったようで、若干の衝撃と、車の後ろのバンパーがへこんだ程度で済みました。
 後日、相手の加入する保険会社の担当者から何度か連絡があり、示談交渉がはじまりました。
 先日は「既に数ヶ月が経っているので、治療を終えてそろそろ示談に」と言われました。
 確かに、このままズルズルと治療をしていても良くならないかも…と思っていたところでしたので、示談に応じようかと娘に相談しました。
 娘は、「相手の保険会社のいいなりになってはダメ!弁護士に相談しよう。」と提案、どうやら私が無意識のまま、首が痛い、頭が重いと、普段からブツブツつぶやいているのが気になっていたのだそうです。
 そういえばこの番組でも度々、交通事故に遭ったら弁護士へ相談を!と言う言葉を聞いていたことを思い出しました。
 やはり私も、弁護士に相談した方がよいのかな…とも思い始めました。
 ただ、ものすごく大きな事故に遭ったわけでもないので、このくらいのことで弁護士に相談するのもいかがなものかと思う自分もいます。
 現在は、鞭打ちの症状でたまに病院に通う程度です。
 このような症状でも、弁護士に相談していいものでしょうか?教えてください。」

という内容のご相談です。
 そうなんですよね、私もこの番組に携わらせていただいて、交通事故に遭ったら弁護士へ相談することが最善だということを知りましたが、どのくらいの事故の規模から相談できるのか…というのは疑問に思っています。
 ただ、この方、数ヶ月経った今でも、痛みがでているのですから、簡単な事故ではないですよね。

A: そうですね。
 でもその前に、一言。
 事故の規模を自分で判断するのはよくありません。
 鞭打ちだって、その時はさほど症状が出ていなくても、後々、ひどくなったりすることもあります。
 ですから、交通事故にあったら、ご自分で判断するのではなく、とりあえず弁護士に相談してみる。という考えを持っておくようにして欲しいのです。

Q: そうでしたね。
 相談者の娘さんのおっしゃるとおりですね。
 ではここで、交通事故を弁護士に相談・依頼する理由を、改めてお話していただけますか?

A: はい。
 交通事故に遭われた場合、弁護士を頼っていただくと、まず、示談交渉を任せられるというメリットがあります。
 特に今回のご相談のように、信号待ちで停止している時に巻き込まれた事故に関しては、完全に被害者であり、こちらに非はないということになります。
 いわゆる100ゼロのケース。
 もらい事故といわれるものです。
 こうなると、先週もお話したように、被害者の加入している保険会社は交渉できないということになり、相手の保険会社との交渉を、被害者本人がしなければならなくなります。
 弁護士に依頼すれば、交通事故のプロである保険会社と自分で交渉をしなくても済みます。

Q: プロを相手に交渉をしなくて済むとなるとそれだけでもメリットはありますね。
 精神的ストレスもかからなくなりますし。

A: そうですね。
 そして弁護士が係ることの最大のメリット。
 さぁ、丸子さん、何だったか覚えていますか?

Q: はい!これは覚えていますよ。
 交通事故の賠償金額・保険金額が殆どの場合において、保険会社からの提示より多くなることがあるということでした。

A: 正解です!
 弁護士報酬を差し引いても、殆どがプラスになるということです。
 その仕組みを、今日はおさらいしておきましょうかね。

Q: お願いします。

A: 交通事故の損害賠償の基準には任意保険基準と裁判基準の2つがあります。
 任意保険基準とは、弁護士が介入する前に保険会社が示談の際に被害者に補償額の提示をする基準です。
 一方、裁判基準とは、裁判所の判決や和解の場合の基準となります。
 このように、賠償金額の計算には、2つの基準があり、この基準の違いで最終的には、賠償金額の差が2倍から3倍にも大きく違うことになる場合もあるんです。

Q: そうでしたね。
 江さん、もう少し分かりやすくするために、事例を出していただけますか?

A: はい。
 では今回いただいたお手紙の内容からみて、想像できる範囲で例を挙げてみましょう。
 「被害者は、追突された衝撃で首を痛め、病院へ。
 その結果、外傷性頸部症候群、いわゆるむち打ち症の診断を受け、数ヶ月通院しています。
 相手側の保険会社からは、後遺障害について申請しても等級は認定されないと言われ、治療を打ち切り、約70万円で示談に応じるよう申し入れがありました。」
 ここで被害者本人がこの示談内容に応じてしまうと、この一件は終わってしまいます。
 ようするに、保険会社が任意保険基準で提示した賠償金に応じた形です。
 ここに、被害者が弁護士を代理人として立てたらどうなるでしょう。
 先ほどもお話したように、弁護士が介入することによって任意保険基準から裁判基準へと基準が変わり、さらに保険会社が後遺障害に認定されないだろうと判断した「外傷性頸部症候群」について、後遺障害の申請をします。
 これは14級9号の後遺障害等級に認められる可能性があり、この場合だと後遺障害の慰謝料や逸失利益が加算されることとなり、賠償金額は200万から300万円が妥当だと判断される可能性が出てきます。

Q: 保険会社からの提示は70万円でしたよね?
 それが、幅はあるとしても200万から300万円まで上がる可能性があるんですね。

A: そうなんです。
 例に出したのはあくまでも今回の相談内容を想像してあり得るであろう架空の事例ですが…
 弁護士が介入することにより賠償金が増額することは殆ど全てと言っても過言ではありません。

Q: 弁護士が介入することによって裁判基準が使える…と。

A: 法律的な根拠によって慰謝料などの損害賠償請求額の算出を裁判基準で行いますから、任意保険基準額より高い金額で損害賠償の請求を行うことができるのです。

Q: 同じ事故でも、弁護士に依頼することでここまで賠償金額が変わるということは…
 やはり、覚えておくべきですね。

A: そうです。
 交通事故で被害者になると、辛い思いもするでしょう。
 そんな被害者の為に、少しでも力になれるよう、弁護士は交渉に臨みます。

Q: 弁護士費用を差し引いても、プラスになるというお話しもありましたしね。
 敬遠することなく、すぐに弁護士を頼ってみるということをお勧めしたいですね。
 さぁ、山下江事務所では、交通事故に関しては、相談料無料、着手金も無料となっています。
 フリーダイヤルをお知らせしておきましょう。
 0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 今日は、弁護士に依頼すると、交通事故の保険金が増額になるのはなぜなのか、詳しくお話をいただきました。
 江さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ
「事故後、妻に笑い発作が」について
2015/7/27 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

■山下江法律事務所 交通事故専門サイト 「弁護士に相談するメリット」について

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広島県広島市中区上八丁堀4-27 上八丁堀ビル703 [地図]
TEL:0120-7834-09

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