コラム

2015-07-07

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「自転車交通違反の罰則強化とは」

2015/7/6(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「自転車交通違反の罰則強化とは」
自転車 罰則強化

■自転車交通違反の罰則強化とは

Q: 今月は、交通事故をテーマに、みなさまから番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、43歳女性からのご相談です。

 「テレビなどの報道によりますと、6月1日から、自転車の交通違反に対する取り締まりが強化されたとのことです。
 うちには中学生と高校生の2人の息子がいますが、ふたりとも自転車通学です。
 乱暴な運転をして事故を起こさなければ良いが・・といつも心配しています。
 今回の取り締まりは、事故を起こさなくても処罰されることもあるようですが、具体的な内容について、詳しく教えて欲しいです。」

 私もテレビで見ましたが、東京などで、自転車運転の交通違反に対して、厳しい取り締まりが始まっているようですね。
 私も知りたいですね。江さん、自転車事故って増えているのですか。

A: 自転車がらみの事故は交通事故全体の約2割を締め続けており、減少傾向にあるようですが、自転車対歩行者の交通事故は10年間で約1.5倍に増加しています。

Q: 対歩行者の事故が増えているのですね。
 前にもこの番組で、自転車運転者が歩行者を怪我させて、何千万円も支払うことになった裁判例を紹介していただきましたよね。

A: そうでしたね。
 そのような事故が増えてきたことから、今回の改正による処罰強化がなされたのだと思います。

Q: なるほど。
 で、今回、6月1日から実施されている処罰強化の具体的内容を教えてください。

A: はい。
 後から述べます自転車の「危険運転14項目」というものがあるのですが、こうした危険運転14項目に該当する行為を3年以内に2回以上行った者は、受講料5700円の3時間の自転車運転者安全講習を受けなければならないことになりました。
 これを受けない者に対しては、5万円以下の罰金が科せられることになったのです。

Q: 3年間で2回以上ですか・・・
 1回危険運転を行うと、そく「リーチ」となるのですね・・

A: まあ、そういうことですね

Q: 江さん、その「危険運転14項目」とは何ですか。

A: 一つ目は、信号無視。

Q: これは当然ですね。

A:はい。
 2つ目は、通行禁止違反です。
 丸子さん、クイズです。自転車は歩道でも車道でも安全なところを走って良い。○か×か。

Q: 歩道を走っている自転車が結構多いし、車道も走っているところも見かけるので、○ですかね。

A: ぶっぶー!間違いです。
 自転車が通行できる場所は、原則として車道、ということになっています。
 ただし、歩道でも道路標識により「通行可」とされているところは自転車も通行できます。

Q: そうなんですか。
 車道でも歩道でも安全であれば自由に走っていいと思っていました。

A: さて、3つ目は、歩行者用道路における義務違反、すなわり、徐行違反です。
 歩道で通行できる場所を通行する際には、スピードを出さずに、歩行者に注意をして徐行しなければなりません。
 4つ目は、通行区分違反です。
 自転車道があるときはそこを、無いときは車道の左側を車の流れと同じ方向に走らねばなりません。

Q:ときどき、車道を車の流れと逆に走っている自転車を見かけますが、あれは違反なのですね。

A: はい、そういうことです。
 5つ目は、路側帯通行時の歩行者の通行妨害。
 自転車が路側帯を通行するときは、歩行者の通行を妨げないような速度と方法で行うことです。
 歩行者優先なのです。
 6つ目は、遮断機が降りた踏切への立入です。
 危険ですから当然ですね。
 7つ目は、交差点での安全進行義務違反です。
 クロスしている道路が自分が走っている道路より広い場合は、広い道路を走る車両が優先ですからね。
 8つ目は、交差点における優先者妨害などです。
 右折の場合には直進車や左折車の邪魔にならないようにせねばなりません。
 9つ目は、環状交差点に入る際には必ず徐行しなければなりません。

Q: 交差点での事故は多いですから、自動車と一緒で、自転車も特に注意が必要ということですね。

A: はい、そういうことです。
 10番目は、指定場所一時不停止違反です。
 「止まれ」の標識があるときは、自動車同様、自転車も一時停止しなければなりません。

Q: 自転車も一時停止義務があるんですね。

A: はい、そうです。
 11番目は、歩道通行時の通行方法違反です。
 自転車は車道を走るのが原則で、歩道は通行禁止ですが、道路標識で通行可とされている場合には走れます。
 また、13歳未満や70歳以上の人は歩道も走れます。安全のためにやむを得ない場合もですが。

Q: 14歳以上70未満の人が、自転車で車道を走るよりは歩道を行けばかなり距離が短くなるような場合でも、歩道を走るのはダメですかね。

A: はい、ダメですね。
 どうしても自転車で行きたい場合は、自転車から降りて自転車を押して歩くことですね。
 12番目ですが、制動装置(ブレーキ)不良自転車運転です。
 必ず、前後輪両方のブレーキが正常に作動する自転車に乗らねばなりません。
 片方のブレーキのみは違反です。
 13番目は、酒酔い運転です。

Q: そうですよね。
 自転車だって、酒酔い運転は怖いですよね。

A: はい、そのとおりです。
 自転車の酒酔い運転も当然禁止されていますので注意が必要です。
 さて、最後14番目ですが、安全運転義務違反です。
 道路や交通状況などに応じて、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければなりません。

Q: 具体的には、どのようなことが問題となるのでしょうか。

A:そうですね。
 スマホをいじりながらの運転は×。
 耳をふさぐことになる、イヤホンを聞きながらの運転も、片耳でも注意されている場合があるようです。

Q: 梅雨のこの時期、傘を差しながらの運転はどうでしょうか。

A: はい、片手で傘を持ちながらの運転は×ですね。

Q: 私も片手に傘を持ちながら自転車を運転したこともありますので、気をつけねばなりませんね。

A: はい、片手での自転車運転は禁止されていること、よく確認してもらいたいですね。

Q: 今日は、自転車運転の交通違反について、江さんに聞きました。
 自転車運転や交通事故についてお悩みの方は、地元広島の山下江法律事務所に、まずはお電話されてみてはいかがでしょうか?
 交通事故相談は無料、着手金も無料です。
 フリーダイヤルをお伝えしておきます。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは 0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 江さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ
「弁護士特約をつけるべきか」について
2015/7/13 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

■山下江法律事務所 交通事故専門サイト 「弁護士に相談するメリット」について

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TEL:0120-7834-09

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