コラム

2015-06-30

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「遺言作成上のアドバイス」

2015/6/29(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「遺言作成上のアドバイス」
遺言作成 広島 弁護士

■遺言作成上のアドバイス

Q: 今月は、相続・遺言をテーマにお送りしています。
 今日は、山下江法律事務所の相続アドバイザー、山口亜由美さんにお越しいただきました。
 山口さんは、この番組へは3回目の出演ですね。
 今日もよろしくお願いいたします。

A: よろしくお願いいたします。

Q: 相続アドバイザーは、相続問題に直面して「誰に、何を、どう相談すれば良いのかわからない」といった場面で、問題を整理して、解決のための道先案内をしてくれる人でしたね。
 以前、山下江法律事務所のもう一人の相続アドバイザー、今井絵美さんにもお越しいただいたことがあります。

A: はい、山下江法律事務所の相続アドバイザー2名は、相続に必要な各方面の専門知識を40時間かけて横断的に学んだ、NPO法人相続アドバイザー協議会の認定会員です。
 「弁護士に相談する内容かどうか分からないけど」といったお問合せに対して、お話をお伺いして、必要な専門家をご紹介しています。

Q: そのために相続業務に携わる専門家が参加するランチ会も主催されているのでしたね。
 前回ご出演の折に、お話をお伺いしました。

A: そうです。
 「はなまる♪エンディング実現委員会」という名前のランチ会です。

Q: そうそう、なんだか出だしは柔らかいのに、終りが固い名前でした。

A: 遺される人のことを思って、幸せな相続を考えたい。
 そして、折角描いた理想のプランは、強い意志でもって成し遂げたい。
 そんな思いを込めて名付けました。

Q: なるほど。

A: 各方面の専門家とのネットワークも、単なる業務上の連携を超えた人と人との繋がりとして築くことを心がけています。
 そうやって常日頃のお付合いの中で、人となりまで判っていれば、ご依頼者様に自信を持ってご紹介できますからね。
 ランチ会では、お弁当持ち寄りで専門家の皆さんに集まって頂き、各分野の情報交換をしながら自由に談笑しているのですよ。

Q: なんだか、とても楽しそうです。
 山下江法律事務所の相続アドバイザーのところには、相続に関する重要な情報が集まってきそうですね。
 何か最近、相続アドバイザーとして気になっていることはありますか?

A: そうですね。
 相続対策として、公正証書遺言を書くと良い、ということが広く一般に知られるようになったことですね。
 日本公証人連合会の発表をみると、公正証書遺言の作成数は平成24年以降、毎年、前年比でおよそ10%ずつ増えています。

Q: きちんと相続対策をする人が増えている、ということですね。

A: ただ、実務の現場にいると、公正証書遺言が相続対策として機能せず、遺産分割で揉めるケースを目にすることもあります。

Q: 公正証書遺言があっても、遺産分割で揉めるのですか??

A: たとえば、財産の全てを長男に相続させる、など、他の相続人の遺留分を侵害してしまうケースですね。

Q: そうでした!
 遺留分というものがありました。
 確か、法律が保証している取り分だったような・・・

A: そうです。
 遺言ですべてある相続人に取得させると書かれていても、被相続人(死亡した方)の配偶者、子ども、あるいは、親が相続人となる場合は親ですが、法律は血が繋がっているというだけで、一定の取り分があることを定めているのです。
 それが「遺留分」です。
 ですから、特定の一人に全て相続させるとする場合には特に注意が必要です。
 たとえば、相続人が兄と妹の二人、相続財産の総額が自宅土地建物を含め4千万円のご家庭で、兄が、この度亡くなった父と同居して最期まで面倒を見ていた。
 妹は県外に嫁いでいたので、父は居住用の自宅を含めた全財産を兄に相続させようと、公正証書遺言にその旨を記していた、としましょう。
 妹が「それも当然」と納得できれば、問題は起こりません。
 ただ、妹の方には、1千万円を兄に請求できる遺留分減殺請求権があります。
 先ほど述べた自分の取り分、すなわち、遺留分を請求する権利を「遺留分減殺請求権」というのですが。

Q: 1千万円は、大きな額ですね。

A: そうですね。
 遺言書の内容に同意してしまえば、が得られる財産は0。
 請求すれば、1千万円です。
 妹の方は、遺留分減殺請求により1千万円得られる可能性は高いですから、最初から代理人に依頼してこれを請求してくることがあります。

Q: 妹が依頼した弁護士から兄に連絡が来たりするわけですね。
 驚くでしょうね。
 兄の方はどうなりますか?

A: そうですね、お兄さんにはその請求に応じなければならない義務が生じます。
 この問題に関して、当事務所へのご相談は無料でお受けできるのですが、遺留分として1千万円を支払う可能性は高いし、その上、交渉を弁護士に依頼するとなると費用もかさみ、支出ばかりが増えます。

Q: この家庭の場合、どうしておけば良かったのでしょうか。

A: お勧めは、遺留分を考慮した内容の遺言書にすることでしょうかね。
 被相続人の全財産の4分の1は妹が取得出来て、それ以外の4分の3を兄が取得出来るような内容とすべきでした。
 あるいは、父は生前に妹に対して、「兄が同居して面倒を見てくれたので遺言ですべての財産を相続させることにする、ついては、遺留分を放棄してくれ」と話をし、妹に、家庭裁判所に遺留分放棄の許可審判申立をしてもらうことです。
 もちろん、父として、遺留分のことも十分承知した上で、兄にすべてを取得させると遺言を書いて、遺留分を請求された時に対応できる形で財産形成しておく方法もあります。
 最近は、相続対策に関する書籍も多々あって、ご自身で相続対策を講じる方もありますが、その対策が適切かどうか、行動に移す前に、専門家から客観的なアドバイスを得ることを心がけると良いでしょうね。

Q: 相続や遺言について、どこに相談して良いのか分からない場合には、まず、地元広島の山下江法律事務所の相続アドバイザーに電話ですね。
 フリーダイヤルをお伝えしておきます。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは0120-7834-09 0120-7834-09
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 山下江法律事務所では、相続アドバイザーや弁護士に対する相続や遺言に関して、無料相談実施中です。
 山口さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ
「自転車交通違反の罰則強化とは」について
2015/7/6 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

■山下江法律事務所 相続問題専門サイト 「遺言書の作成」について

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弁護士 山下江

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TEL:0120-7834-09

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