コラム

2015-06-02

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「夫の死後に隠し子がいることが判明」

2015/6/1(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「夫の死後に隠し子がいることが判明」
非嫡出子 相続 広島 弁護士

■夫の死後に隠し子がいることが判明

Q: 今月は、相続・遺言をテーマに、みなさまから番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、63歳女性からのご相談です。

 「夫が亡くなり49日も済んだので、夫名義の自宅について相続登記の手続きをしようと戸籍謄本を取り寄せたところ、何と、夫に21歳になる子どもがいることが判明しました。
 夫とは約30年前に結婚していますので、夫は私と結婚後に他の女性との間で子どもを作ったことになります。
 とてもショックを受けています。
 その子どもは夫の葬式などに一切姿を現しておらず、夫との交流はまったく無かったと思われます。
 このような場合でも、夫所有の家の相続登記に関してその隠し子の了解がいるのでしょうか。
 どうしたら良いか、頭が混乱しております。
 江先生、どのような対処をすれば良いか、教えて下さい。」

 江さん、夫の死後に隠し子がいることが判明したようですが、相続手続きについて、この隠し子を無視して良いかどうかの相談のようです。
 江さん、どうなんでしょうか。

A: 相談者のだんなさんに遺言はなかったのでしょうかね。

Q: メールの内容からすると、遺言はないようですよ。

A: そうですか。
 それならですね、結論から申し上げますと、隠し子であれ夫の子どもである限りは、夫の相続人となりますので、この隠し子を無視して相続手続きを進めることはできない、ということになります。

Q: 何か良い方法はないでしょうかね。

A: そうですね。
 この子どもさんを無視はできませんが、住んでいる家を相続で取得するために、やってみるべきことがあります。

Q: やってみるべきことがあるのですか。

A: はい、この子どもさんと連絡をとって、
 ①ひとつは、相続放棄の手続きをとってもらうようにお願いすることです。
 お父さんとは一切交流がなかったようですので・・・。
 ただ、これは「お願い」でしかなく、権利として放棄せよということはできません。
 ②それが無理なら、その子どもさんと遺産分割協議を行い、家については相談者が取得出来るように合意することです。
 その場合にどうしても子どもさんが相続人としての権利を100%主張する場合には、子どもさんの相続分に相当する金額を支払って、家を取得することです。

Q: 最初に言われた相続放棄ですが、確か手続きをするに当たっては、期限があったと思いますが・・・

A: そうですね。
 よく覚えていらっしゃいましたね。
 相続開始を知った時から3か月以内に手続をする必要があります。
 今回の場合だと、相談者が子どもさんに夫(父)の死亡を告げた時から3か月以内となると思います。

Q: 3か月以内でしたね。
 思い出しました。
 ところで、江さん、最初に「遺言はあるか」と聞かれましたが、もし相談者の夫の遺言があった場合はどうなるのでしょうか。

A: はい、遺言があり、内容が相談者にすべての財産を取得させる、あるいは、その家を取得させるという内容だった場合には、その遺言に基づいて、家の所有権を相談者に移転させることができます。
 お子さんと連絡をとる必要もなくなります。

Q: でも、お子さんには血が繋がっているだけで取得出来る「遺留分」という権利があったのではないですか。

A: そのとおりですね。
 遺留分には、行使するにあたっての期間の制限があります。
 権利者が相続の開始などを知った時から1年間。
 あるいは、権利者が知らないでも相続開始のときから10年間を経過すると、遺留分減殺請求権は時効により消滅します。
 この場合にはお子さんが、父(相談者の夫)の死亡を知らないまま10年経過すると、お子さんの権利はなくなるということです。

Q: 相談者は10年間待てばいいのですね。

A: はい、そういうことになりますかね。

Q: 今日は、夫の死後に隠し子がいることが判明した場合について、江さんに聞きました。
 相続や遺言についてお悩みの方は、地元広島の山下江法律事務所に、まずはお電話されてみてはいかがでしょうか?
 無料相談実施中です。
 フリーダイヤルをお伝えしておきます。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは 0120-7834-09 0120-7834-09
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 江さん、今日はありがとうございました。

A: はい、ありがとうございました。

Q: 今日は、時間の余裕がありますので、この番組の最後に流れている「なやみよ ま~る~く」の曲、これは、山下江法律事務所の社歌の一部ですが、この社歌の全曲をお流しすることにします。
 歌っているのは、広島県出身で、広島と関東で活動しているシンガーソングライターの「香音」さんです。
 では、どうぞ。


■次回のテーマ
「遺言書を書くべきでしょうか」について
2015/6/8 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

■山下江法律事務所 相続問題専門サイト 「遺産分割で困りの方」について

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