コラム

2015-05-12

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「手元に資料がなくても過払い金返還請求はできる?」

2015/5/11(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「手元に資料がなくても過払い金返還請求はできる?」
過払い金請求 広島 弁護士

■手元に資料がなくても過払い金返還請求はできる?

Q: 今月は、「債務整理」をテーマに、みなさまから番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、45歳女性からのご相談です。
 「私の実家は、もう30年以上前、ある工場を経営していました。
 私はまだ小学生でしたが、家の横にある工場には、大きな機械があり、多くの大人が働いている光景は、未だに強く脳裏に焼きついています。
 しかし、バブルがはじけた頃から、あきらかに経営が苦しくなっていきました。
 私はその頃、大学を卒業してOLに。
 家を離れていたこともあって、実家の大変な様子は殆ど見ていませんが、その後、何年か経って、その工場は閉鎖することになりました。
 「お仕事お疲れ様。これからは自分たちのために好きなことをして過ごしてね。」と初めて、私のお給料で両親に食事をおごったのを覚えています。
 しかし、その後も二人は働きづめ、どうしてそんなに働くのか…心配になって聞いてみたところ、どうやら私に心配をかけたくないと黙っていたみたいなのですが、かなりの債務を背負っていたようでした。
 工場をきりもりするために銀行でローンを組んでいたみたいですが、次第に銀行からの融資も受けられなくなり、仕方なく消費者金融に頼るようになったとのこと。
 返済しても返済しても借金は増えるばかり…
 とうとう行き詰ってしまい、工場を閉め、機械を処分することで、返済にあてたというのです。
 それでも全ては返済できず、工場を辞めた後も、二人で仕事を探しては働き続けたということでした。
 私はこんな両親の大変な生活を知らずに過ごしていたことに、心を痛めています。
 このまま楽しみもないまま年老いていく姿を見るわけにはいきません。
 よくよく話を聞いてみると、過払い金が発生しているのではないかと思う節もあり、消費者金融との契約書を見ようと探したのですが、それらの書類が見当たりません。
 やはり書類がないと、過払い金請求などの手続き・それから相談なども、できないのでしょうか?」

という、長い長い相談メールをいただきました。
 娘さんに心配をかけないように、お父様もお母様も頑張ってこられたみたいですね。

A: そうですね。
 大変だったでしょうね。
 でもね、丸子さん、心配をかけたくないと、当事者同士で悩んでいたり、頑張り続けていても、それがよいことばかりではないんですよ。
 今回、娘さんに全てを話されたことで、「過払い金が発生しているのでは?」と、気付きましたよね。
 こんな風に、困ったこと、悩んでいることがあれば、誰かに相談してみる。というのはとても大切なことなんです。

Q: 確かにそうですね。
 もっと早く話しておけば、もっと早く、なんらかの手立てができたかもしれませんよね。

A: そういうことです。
 さて、前置きがながくなりましたが、質問にお答えしましょうかね。
 娘さんが気付かれたように、消費者金融から融資を受けていて、長い間その返済をしてきたということだけをみても、「過払い金」が発生している可能性は高いと思いますね。

Q: この過払い金があるかどうかを調べるためには、やはり当時の契約書は必要になってきますか?

A: 過払い金請求をする場合、全ての取引の履歴が必要になります。
 払い金が発生しているとなると、最初の契約は随分昔…ということもよくある話です。

Q: そうなると、契約時の書類などを失くしてしまっていることも多いでしょうね。

A: 実際には、契約書や明細書などが一切手元に残っていなくても、過払い金返還請求は可能です。
 番組では以前から、利息制限法に規定されている上限金利のお話をしてきましたが、この「利息制限法の上限を超える利息を払っていた」という事実があれば、過払い金を取り戻すことはできる可能性があります。
 もちろん、契約書、それから月々の支払い明細や業者から送られてきた書類などが揃っているとなお良いので、書類はきちんと保管しておくことがベストなんですけどね。

Q: しかし、何も残っていなくても過払い金返還請求ができるのは、どうしてなのですか?
 消費者金融は、お金を返還しなければならなくなるのに、わざわざ証拠を出してくれたりしますかね?

A: 消費者金融は全て取引について、取引履歴を開示しなければならないことになっていますから、要求を出せば開示させることはできます。
 契約時の書類なども、業者の方で管理しているはずです。

Q: これなら、安心ですね。
 しかし、消費者金融に、過去の契約書を開示して欲しい…と申し出るのは、ちょっと勇気がいりそうですね。

A: そうですね。
 何も手元に残っていない状態で過払い金を取り戻そうとしても、なかなか簡単にはいかないはずです。
 相手はプロですからね。
 このような場合には、是非、弁護士を頼っていただくのがベストだと思います。
 弁護士は、依頼があれば消費者金融に直接掛け合い、もろもろ必要な書類を取り寄せます。

Q: 取引履歴などの開示はしなければならないことになっているとはいえ、個人が行った場合と、弁護士などの専門家が行った場合とでは業者の対応も違うのが現実のような気がしますね。

A: おっしゃるとおりです。
 弁護士を頼っていただいた方が、よりスムースに、早く決着させることができます。

Q: 取り戻せるお金があるのであれば、早めにさっさと手続きして、終わらせたいですもんね。
 ここはやはり、弁護士に相談・依頼することをおすすめします。
 そういえば、江さん、この過払い金返還請求も、たしか時効があったと記憶しています。

A: そうです。
 過払い金返還請求にも、時効があります。
 消費者金融との最後の取引から10年で過払い金返還請求権は時効にかかります。
 請求権の有効期限には限りがあるわけですから、先延ばしにせず、早めに請求手続きをされることをお勧めします。
 また、過払い金の返還請求が増えているということは、対象の消費者金融会社が多額の返還を要するため、資金繰り困難で倒産する可能性もあります。
 実際そういう事態が結構発生しております。
 是非、早めに対処されるようお勧めします。

Q: 時効は迎えていなくても、請求できる相手が存在しないとなると、困りますからね。
 債務のことで気になることがある方、ぜひ、山下江法律事務所をノックしてみてください。

A: 当事務所では完済事案の場合、回収金額を超える弁護士報酬はいただきませんので、安心して、ご相談いただければと思います。
 ちなみに債務整理の相談は何回でも無料ですので、ぜひご相談ください。

Q: よく分かりました。
 今日は、手元に資料がなくても過払い金返還請求はできますか?というご相談について、江さんに答えていただきました。
 地元広島の山下江法律事務所、フリーダイヤルをお伝えしておきましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは0120-7834-09 0120-7834-09  
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。 
 江さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ
「過払い金、司法書士も広告していますが・・・」について
2015/5/18 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

■山下江法律事務所 借金問題専門サイト 「過払い金返還請求とは」について

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弁護士 山下江

広島県広島市中区上八丁堀4-27 上八丁堀ビル703 [地図]
TEL:0120-7834-09

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