コラム

 公開日: 2015-02-24 

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「友人がお金を返してくれません」

2015/2/23(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「友人がお金を返してくれません」
広島 弁護士 山下江

■友人がお金を返してくれません

Q: 今月は、特に分野を限らず様々な法律問題について、みなさまから番組に寄せられましたお手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、50歳女性の方からのご相談です。

 「江先生、丸子さん、こんにちは。
 今日は、私の主人のことで相談があり、メールしました。
 聞いてください。
 うちの主人は友人に500万円を貸しているのですが、約束の返済期限がきても返してもらえず困っています。
 主人は、そのお友達に、何度も連絡を取っているのですが、最近は無視されているようです。
 500万といったら大金、今では私の方がやきもきして、どうなっているのかと、主人にしつこくつめよってしまいます。
 主人は主人で、お金が返ってこない苛立ちと、私からの問い詰めに、疲れ果ててしまっています。
 先日は、簡単にお金を貸した自分が悪い、とまで言い出して、半ばあきらめるような発言も…。
 そうはいっても、簡単にはあきらめきれません。
 何か良い手立てはないものでしょうか?助けてください。」

ということです。
 これは困りましたね。
 このままだと、お金が返ってこないだけでなく、夫婦の仲もギクシャクしてしまいそうですね?心配です。
 江さん、このような場合、まずはどうしたらいいのでしょう?

A: まずはじめに、個人的な見解ですが、友達や知人にお金を貸してくれと頼まれた場合には、返ってこないことがあり得ること、それでもしょうが無いと思った場合にのみ貸すことにして、それ以外では原則としてお金を貸すべきではないと思いますね。
 今回のように、あとあとトラブルに発展するケースはとても多く、結局返してもらえず、泣き寝入りしてしまったという話もよく聞きます。
 とはいっても、こうなってしまったらどうするか… 今日はお話しましょうね。
 普通に連絡をしても、無視されているとのことでしたね。
 通常のやり方としては、ご主人からそのお友達に対して配達証明付きの「内容証明郵便」を送ります。
 この郵便には、貸金返還約束の内容、「お金を返して欲しい」ということ、そして「返金しなかった場合は、裁判などの法的処置をとる」という内容を記載します。

Q: 内容証明郵便については、これまでも何回か出てきましたね。
 「誰が、誰に宛てて、いつ、どのような内容の手紙を出したのか」ということを郵便局が公的に証明してくれる郵便でしたね。
 書き方も、決まりがありましたよね?

A: その通りです。
 内容証明の作り方は、法律で決まっています。
 例えば、1枚の用紙に書ける文字数が決まっていたり、同じ文の手紙を3通作成する、訂正方法が決まっているなどです。
 また、本局と呼ばれているような大きい郵便局で扱っていて、全ての郵便局から出せるわけではありませんから、事前に調べたほうがいいですね。

Q: 内容証明郵便を使っての返金請求は、どのくらいの回収効果が期待できるものなのでしょうか?

A: 内容証明郵便は、法的な強制力があるものではないので、相手の信用度によってかなりの差がでます。
 ただ、宣戦布告とも取れる強い意志や態度を相手に見せることができるので、受け取った相手は、相当な圧力とプレッシャーを感じるはずです。

Q: なるほど。
 ご相談者のだんな様は、相手に連絡をとっても無視をされているようだ…ということですが、内容証明郵便が届いたら、無視はできないかもしれませんね。
 この際、どうなんでしょう?
 だんな様が自身で出した方がいいのでしょうか?
 それとも弁護士に依頼して、弁護士名で送った方が効き目があったりしませんかね?

A: 丸子さん、考えましたね。
 確かに、無視できる相手からの郵便より、弁護士名で届いた方が、相手にとっての圧力は強いと思います。
 なぜなら、弁護士が介入したとなると、相手は裁判になる可能性を想定することになるからです。
 弁護士に内容証明作成を依頼すると、一般的には1万円から3万円程度の手数料がかかります。
 もっとも、法律事務所や作成内容によっても手数料は異なりますが・・・。
 法律事務所に具体的に問い合わせしてもらえたらと思います。

Q: 内容証明郵便を送っても、返済されない場合、次はどのような手立てがありますか?

A: その場合は、やはり法的手段を取るしかないでしょうね。
 地方裁判所に貸金返還請求訴訟を提訴することになります。

Q: 裁判にかけるということですね。
 裁判で判決がでると、払ってもらえるものですか?

A: 払ってくれる人もいますが、それでも支払わない人もいます。
 裁判となると、その裁判の過程でどのように支払うか…という話になった場合に、例えば「一括はムリなので、分割支払いにする」などの和解が成立することもあります。
 このような場合は、比較的その通りに支払われることが多いですね。
 一方で、判決が出ても支払ってくれない場合ですが、その時は相手の財産に対し「強制執行」をするしかありません。
 例えば、そのお友達が不動産を所有していれば売却してお金に換える手続き、いわゆる差し押さえや競売の手続きをします。
 相手が会社に勤務していれば、その給与を差し押さえて取得するなどの手続きをします。

Q: 相手に財産があり、また、給与を得ていて、差し押さえができる状況ならいいですよね。
 友達から借りたお金が返せないくらいですから、財産も持っていなくて、会社にも勤めていない場合も考えられますね。
 このような場合はどうしたらいいのでしょう?

A: それが一番、問題ですね。
 財産のない人からお金を回収することほど、困難なことはありません。
 ですから、お金を貸す際には、財産を持っている人を連帯保証人にするか、あるいは何か担保をもらうかなどしておくことが必要です。

Q: どうか、お金が返ってきますように。と祈るばかりですね。
 半ばあきらめムードになっていらっしゃる感じもあるようですが、とりあえずは内容証明郵便で請求をするなど、ひとつずつ、できることしてみていただきたいと思います。
 でも、ひとりで立ち向かうには大変なエネルギーがいるかもしれません。
 つらくなる前に、是非、弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。
 ここでフリーダイヤルをお伝えしておきましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは 0120-7834-09 0120-7834-09
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 今週は、「貸したお金が返ってこない…」というお悩みについて、江さんに伺いました。
 江さん、ありがとうございました。


■次回のテーマ
「婚約を破棄すると言われた」について
2015/3/2 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

■山下江法律事務所HP「Q&A」

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TEL:0120-7834-09

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