コラム

2014-11-25

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「顧問契約について教えて」

2014/11/10(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「顧問契約について教えて」
広島 顧問弁護士

■顧問契約について教えて

Q: 今月は、「広島土砂災害と企業法務」をテーマに、番組に寄せられましたお手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 いつもは山下江さんにお話しいただくのですが、今日は山下江法律事務所の副所長の田中伸弁護士にお話しいただきます。
 田中さん、今日はよろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は、52歳、会社を経営している男性からの「弁護士との顧問契約」に関するご相談です。

 「私は現在、食品の製造・販売業を営む会社の代表取締役を務めています。
 従業員は120名です。
 おかげさまで売上も伸びてきており、将来的には、売上をさらに伸ばし、従業員も増やして、東京や大阪に進出するのが私の夢です。
 取引先からの注文は電話やFAXで受けることが多く、契約書はあまり作成していません。
 契約書を作成することもたまにはありますが、自分で作成するのは面倒なので、取引先が作成した契約書をそのまま使っています。
 先日、経営者仲間と飲んでいたところ、当社の取引のやり方に話が及びました。経営者仲間からは『そんなやり方ではのちのち問題が出てくると思うよ』と言われ、弁護士との顧問契約を勧められました。
 今のところ、これといった問題はありませんので、顧問契約の必要性も感じていないのですが、顧問契約がどういうものなのか、参考までに教えてください。」

というご相談です。
 顧問契約というと、税理士との顧問契約が真っ先に頭に浮かびます。
 弁護士との顧問契約は、あまり馴染みがないのですが、どのような内容の契約なのでしょうか。

A: はい。
 弁護士との顧問契約は、大まかに言いますと、弁護士が、一定の期間にわたり、顧問先の法律問題について、法的なアドバイスを行うという契約になります。

Q: 法的なアドバイスは、一般の法律相談でも受けることができますよね。
 弁護士と顧問契約を結ぶと、どのようなメリットがあるのでしょうか。

A: まず1つ目のメリットですが、顧問契約を結んでおけば、弁護士といつでも気軽に相談することができますし、スピーディーに対応してもらえます。
 一般の法律相談ですと、その都度、相談の概要を伝えて、相談できるかどうかを確認し、相談の予約を取って、ようやく相談、という流れになります。
 法律相談は原則として面談形式で行いますので、相談の際は弁護士の事務所に行く必要があります。
 また、予約から実際に相談に行くまで、どうしてもタイムラグが生じてしまいます。
 顧問契約を結んでおけば、弁護士の事務所に行かなくても、電話やメールで相談できますし、弁護士に相談すべきかどうか迷ってしまうようなちょっとした法律問題についても、気軽に相談できます。
 また、顧問契約を結んでいることにより、急な相談にも速やかに対応してもらえます。
 さらに、経営者の方だけでなく、離婚や相続など従業員の個人の法律相談にも無料で対応しますので、従業員の安心感につながり、福利厚生になります。
 もちろん、従業員の会社との問題については利益相反になりますので、できませんが。

Q: なるほど、いろいろと心強いですね。
 その他に、顧問契約のメリットはありますか。

A: 2つ目のメリットですが、顧問契約を結んで継続的に相談することによって、相互理解や信頼関係を深めることができます。
 一般の法律相談ですと、1回ないし数回の相談で終わりますので、信頼関係を深めることはなかなかできません。
 顧問契約を結びますと、一定の期間、弁護士との関係が続くことになりますので、その間に、会社の業務内容や内情を弁護士に理解してもらえますし、弁護士の人柄も分かり、信頼関係を深めていくことができます。
 このように、相互理解や信頼関係が深まることによって、弁護士から、会社の実情に沿った実のあるアドバイスを受けることができます。

Q:顧問契約の性質からして、相互理解や信頼関係は大切なことですね。

A:そうですね。
 このように、顧問契約を結んで、弁護士にこまめに相談することによって、法的トラブルの発生を未然に防ぐことができます。

Q:なるほど。
 弁護士との顧問契約には、いろいろなメリットがあるのですね。
 でも、費用の面がちょっと気になるのですが…。

A: 確かに、顧問契約を結びますと、弁護士に「顧問料」をお支払いいただく必要があります。
 当事務所では、会社の場合の顧問料は月額5万円+消費税が基本です。
 また、年商が少ないなどの事情がある場合は、月3万円+消費税ということも可能です。
 「ひと月5万円」「ひと月3万円」というと、高いように思われるかもしれません。
 ただ、いったん発生した法的トラブルを解決するには、より多くの時間や費用がかかってしまいます。
 これまで社内で対応していた法的問題について、法律の専門家である弁護士に相談することができ、かつ、法的トラブルの発生を未然に防ぐこともできるとすれば、月額5万円ないし3万円の顧問料も、決して高くはないと思いますよ。

Q: そうですね。
 社内で対応する手間暇や、法的トラブルを解決するためのさまざまなコストを考えると、顧問契約を結んだ方がお得かもしれませんね。
 ところで、今日ご相談の男性は、弁護士との顧問契約の必要性を感じていらっしゃらないようですが、田中さんから見て、何か問題はありますか。

A: 法的トラブルの発生を未然に防ぐという「予防法務」の観点からは、いろいろと問題がありそうですよ。

Q: といいますと。

A: まず、契約書をあまり作成していないという点ですが、契約書を作成していないと、契約時にどのような取り決めをしたのかが曖昧になりがちで、のちのちトラブルが発生する素です。
 次に、取引先が作成した契約書をそのまま使うというのも問題です。
 取引先が作った契約書は、取引先に殊更有利な内容になっているおそれがあります。
 また、今後、東京・大阪進出のために、従業員を増やしていった場合、労使問題の発生リスクも高まるかもしれません。
 このような法的問題についても、顧問契約を結んでおけば、弁護士に気軽に相談できます。
 今日ご相談の男性も、法的トラブルの発生を未然に防ぐために、早めに顧問契約を結んでおくのが賢明だと思います。
 山下江法律事務所では現在顧問先が60社程度ありますが、この度、私を含む弁護士4名と秘書4名で「企業法務チーム」を結成し、顧問サービスに力を入れることにしました。

Q: 頼もしいですね。
 弁護士との顧問契約について関心がおありの方は、どうぞ、地元広島の山下江法律事務所に、まずはお電話されてみてはいかがでしょうか?
 フリーダイヤルをお伝えしておきます。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは 0120-7834-09 0120-7834-09 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 今日は、「弁護士との顧問契約」について、お答えいただきました。
 田中さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ
「相続チームがあると聞いたのですが」について
2014/12/1 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

■山下江法律事務所HP「顧問契約の特徴」

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TEL:0120-7834-09

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