コラム

2014-10-14

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「自己破産しないで借金整理できますか」

2014/10/13(月)15:30頃~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「自己破産しないで借金整理できますか」
自己破産 相談 広島 弁護士
■自己破産しないで借金整理できますか

Q: 今月は「債務整理」をテーマに番組に寄せられましたお手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 53歳男性の方から、このようなメールが来ましたので紹介します。

 「私は、高校を卒業以来、機械部品を製造する地元の工場に勤めてきました。
 大手の機械メーカーに部品の一部を納品する部品製造の下請け工場の仕事というのは、品質の向上とコストの削減が常にテーマで、社長と二人で頑張って来ました。
 しかし、会社の業績は安定せず、給料が遅れることもたびたび。
 生活が苦しくて消費者金融からお金を借りたり、それでも何とかやりくりしていましたが、家のローンや車のローンなど、毎月の借金の返済も難しく、もうどうにもなりません。
 友人に相談すると自己破産すればいいと言いますが、出来れば自己破産しないで借金整理は出来ないでしょうか?」

という質問が来ております。
 江さん、何ともお困りのようですが、ご質問のように、自己破産しないで借金整理はできるのでしょうか?

A: そうですね。
 非常にお困りのようですね。
 まず、ラジオをお聴きの皆さんにもわかりやすく、幾つか整理してお話をしたいと思いますが、借金が嵩んでどうにも返済できないので、借金を整理する、いわゆる「債務整理」の手段としては、大きく分けて「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つがありまして、それぞれ性質が異なっています。

Q: 「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つがあるんですね。

A: はい。
 まず最初は「任意整理」という手段です。
 任意整理は一番程度の軽い債務整理で、借金の額が、そこまで多くない方に適している債務整理です。
 債権者と交渉し、これまでの過払い金を返還してもらったり、これから先の利息や、返済が遅れた際に生じている遅延損害金を免除してもらったりします。
 この際重要なのは、「債権者との交渉による和解」なので、債権者側が「任意整理」を認めてくれなければ実現することは出来ません。

Q: この任意整理が無理ということになると、どうなるのでしょうか?

A: そうですね。
 個人再生という手続きが考えられます。
 個人再生は「任意整理」の手続きによる整理が困難であり、「自己破産」をすることを避けたい場合に用いられる手続きです。
 「個人再生」は2001年から始まった比較的新しい制度で、自宅を所持している債務者の為に作られた制度と言われています。
 「個人再生」には2種類ありまして、まず一つは、継続的に収入を得る見込みがあり、住宅ローン以外の債権の総額が5000万円未満の方が利用可能な「小規模個人再生」という方法です。
 フリーター、パートタイマー、年金生活者などでも継続収入があればこの方法が可能で、小規模個人再生の場合には、原則として3年間で、法律で定められた最低弁済額か、保有している財産の現在の合計金額、これを「清算価値」といいますが・・・。このいずれか多い方の金額を支払う必要があります。
 また、民事再生の返済計画が裁判所に認められるためには、返済計画に対して債権者の過半数の同意と、同意した債権者からの借金額が総額の半分以上を占めなければいけません。

Q: 個人再生の手続きにも2種類あってまず「小規模個人再生」についてお話いただきました。
 もうひとつはどんな方法ですか?

A: もう一つは「給与所得者再生」といって、こちらは先ほど話した「小規模個人再生」の条件を満たしている他、定期収入がありその収入の変動が年収の20%以内であれば利用可能な制度です。
 「給与所得者等再生」の場合には、先ほどお話した、法律で定められた「最低弁済額」と保有している財産の合計金額である「清算価値」のほか、収入から所得税や住民税・社会保険料を控除し、さらに政令で定められた生活費を差し引いた金額、いわゆる「可処分所得」の2年分の3つのうち、いずれか多い方の金額を最低限支払う必要があります。
 こちらは小規模個人再生とは違い、債権者の同意を得られなくても、裁判所の判断により手続きを行う事ができます。

Q: 個人再生手続きについて「小規模個人再生」と「給与所得者再生」の2種類について教えていただきました。
 それでもどうしようもないときは「自己破産」ということになるのでしょうか?

A: そうですね。
 「自己破産」とは、経済的に破綻して、払わなければならない借金が払えなくなった状況の中で、自らが申し立てて借金をゼロにする手続です。もちろん資産は生活費程度しか残りません。
 多額の借金を抱えた人の自宅などの全財産を、法律にのっとって債権者全員に公平に分配すると同時に、自己破産者の借金をゼロにして、自己破産者に生活の再建・建て直しと、再出発の機会・チャンスを与えるという、国が法律で認めた救済手段です。
 その際、当然自宅も処分の対象となります。

Q: このご相談者の場合、どういって方法をとるのが良いんでしょうか。

A: そうですね。
 まずは、詳しくお話を伺って、再建計画を立てていかなければならないでしょうね。

Q: 詳しく現状をご相談され、それを踏まえた、対策が必要ですよね。
 こういう場合は一人で悩まず、法律の専門家である弁護士にご相談されるのがよさそうですね。

A: 私の主宰する山下江法律事務所では、昨年末までに借金問題に関して、7000件を超える方のご相談を解決しております。
 問題をそのままにしていても解決することはありません。
 1日も早くご相談ください。

Q: なるほど。
 よくわかりました。
 どうぞ、ひとりで悩まず、地元広島の山下江法律事務所に、まずはご相談されてみてはいかがでしょうか?
 フリーダイヤルをお伝えしておきます。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは 0120-7834-09 0120-7834-09 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 今日は、「自己破産しないで借金整理できますか」という質問について、法律の専門家のお立場から詳しく教えていただきました。
 江さん、ありがとうございました。


■次回のテーマ
「自宅を守る借金整理法は?」について
2014/10/20 15:30頃~ FMちゅーピー(76.6MHz)

■借金問題専門サイト「自己破産とは」

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