コラム

 公開日: 2018-06-05 

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「今からでも過払い金を取り戻せますか」

2018/6/4(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「今からでも過払い金を取り戻せますか」


過払い金 広島 弁護士 相談

今からでも過払い金を取り戻せますか

Q: 今月は、「借金・過払い」をテーマに、番組に寄せられましたご相談について、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は36歳の女性の方からのメールに答えていただきたいと思います。

 「昨年頃まで、法律事務所の過払い金請求のCMがよく流れていたと思うのですが、ここ最近、めっきり減ったように思います。
 過払い金請求には期限があります。のような文言も記憶にあるのですが、CMがあまり放送されなくなったということは、過払い金請求は、もうできなくなったということなのでしょうか?
 私は社会人になったばかりの頃、一人暮らしを始め、貯蓄もなかったので、キャッシングでお金をかりたことがあります。
 もしかしたら、利息を払いすぎていたかも…と思い、いつか確認してみようと思いながらすっかり忘れていました。
 今となってはもう遅いでしょうか?
 それとも、まだ、調べてみる余地はあるのでしょうか?
 教えてください。」

というご相談です。
 そういわれてみれば、過払い金請求のCM、少なくなった気がしますね。
 どうしてなのでしょう?

A: どの程度少なくなったのかはわかりませんが、CMって気にして見るものではないのに、少なくなった!と感じるくらいですから、きっと落ち着いているのでしょうね。
 そこで考えられるのは、過払い金請求ができる、払い過ぎた利息が返って来る…という内容を見て・聞いて、請求をした人がたくさんいた。
 要するに、ある程度訴求ができたと、広告主である法律事務所が判断したという背景は考えられえますね。

Q: なるほど。
 あと、過払い金請求ができる期限というのも関係しているのでしょうか?

A: それは少なからず、あるでしょうね。
 というのも、過払い金請求には時効があります。
 消費者金融との最後の取引から10年で過払い金返還請求権は時効となるんですね。

Q: 最後の取引から10年で、時効ですか…。
 とはいえ、ここ10年で消費者金融から借入れをする人が、急激に減ったわけではないと思いますが…

A: 丸子さん、出資法の改正のこと、覚えてますか?

Q: あっ、グレーゾーンのあれですか?
 そうでした、すっかり忘れていました…

A: そういう方の為に、今一度、説明しておきましょう。
 まず、どうして過払い金というものが発生するのでしょう?
 過払い金とは、借金をした側が貸金業者に返し過ぎたお金のことを言います。

Q: そして、なぜ、お金を返しすぎる…という現象が生まれるのか…ということですよね?

A: そうですね。
 説明しましょう。
 金銭消費賃借契約の利息は、原則として借主と貸主の間で自由に決めることができます。
 ただ、利息制限法というものがあって、利息の上限が決められています。
 10万円未満だと年20%、10万円以上100万円未満は年18%、100万円以上の場合は年15%…となっています。
 しかし、この規制以外に、金利に関わる法律があります。

Q: はい!
 それが出資法です!

A: そう!
 その出資法は、もともと規定されていた上限金利が29.2%。これを超えなければ罰則はありませんでした。
 ですから、先ほどお話した、金額によって異なっていた利息制限法の上限金利と出資法の29.2%の間の金利は、違法ではあるけれども、罰則のない金利部分として貸付が行われていたわけです。

Q: 違法だが罰則がないというので「グレーゾーン」と呼ばれていたのですよね。

A: そういうことです。
 具体的に説明しましょうか。
 例えば、10万円未満の場合は、利息制限法の金利の上限が年20%ですから、5万円借りたとしたら上限金利は上限1万円ということですが、出資法の罰則のない金利の上限29.2%では14600円になり、同じ金額を借りても金利に4600円の差が出るということになります。
 この4600円が払いすぎた金利・・「過払い金」となるわけです。

Q: なるほど、よく分かりました。

A: この出資法は平成22年に改正され「グレーゾーン」がなくなりました。
 今が平成30年ですから、約8年前のことです。
 時効が最終取引から10年となっているわけですから、徐々に、過払い金を払っていた方の数も減少傾向にある…ということだと思います。

Q: そうですよね。
 それらも、過払い金請求のCMの減少と比例しているのかもしれませんね。

A: ただ、まだ時効になっていない場合もたくさんありますから、過払い金請求について、少しでも気になるという方は、是非、相談していただきたいですね。

A: 時期的なものだけで判断するのではなく、借入れの詳細をみて、初めてわかることもあります。
 是非、ご自分で判断されず、弁護士に相談してください。

Q: 過払い金請求は、個人でもできると聞いたことがありますが、ここはやはり、弁護士にお任せする方がいいのでしょうか?

A: たしかに請求の手続きは、ネットでも紹介されているようですが、ひとつひとつの作業は思うほど簡単でないと思います。
 作業の時間が長引くと、その分請求が遅くなってしまいますし、それ以上に、相手となる消費者金融はプロなわけですから、個人で請求するのは、かなり大変だと思います。
 弁護士に間に入ってもらったら高くつくから、過払い金請求は諦めようという話を聞くこともあります。
 しかし、依頼者にとってマイナスになることはまずありません。
 勝手に諦めず、まずは、相談だけでもしてください。

Q: そうですね。
 山下江法律事務所では、個人のご相談につきましては、無料相談を実施しています。
 是非、相談してみてください。
 ここで山下江法律事務所の相談予約のフリーダイヤルをお伝えしておきましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 今日は、「今からでも過払い金を取り戻せますか」というご質問に答えていただきました。
 江さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ 
「家を残せる借金整理法を教えて」について
2018/6/11 13:30~13:40 FMちゅーピー(76.6MHz)

「借金・過払いでお悩みの方へ」

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