コラム

 公開日: 2018-05-22 

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「浮気は結婚前と結婚後とでは違うのか」

2018/5/21(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「浮気は結婚前と結婚後とでは違うのか」


浮気 相談 広島 弁護士

浮気は結婚前と結婚後とでは違うのか

Q: 今月は、「離婚・男女トラブル」をテーマに、番組に寄せられましたご相談について、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今週もよろしくお願い致します。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は34歳・女性の方からの質問に答えていただきたいと思います。

 「江先生、丸子さん、こんにちは。
 この番組を聴いているだけで、なんとなく、物知りになったような気がしています。
 企業法務などはちょっと難しく聴いていてもチンプンカンプンな時もありますが、身近なテーマの時には、役に立つものばかり。
 本を読むのが苦手な私にとっては、本当にありがたい番組です。
 さて、今月は男女トラブルがテーマなので、この間、女子会で盛り上がった話題について、質問します。
 是非、法律的な立場で教えてください。
 男女の間によくある浮気についての質問です。
 浮気は、基本的に罪なものだと思うのですが、結婚前の浮気と結婚後の浮気には、罪の重さに違いはあるのでしょうか?
 女子会では、みんなの意見が分かれ、正解が導き出せませんでした。
 先週の不倫の慰謝料請求についても、キスや手つなぎだけでは慰謝料請求が認められないなど、感情と法律の考えの違いに驚きました。
 是非、法律的な浮気の定義について、教えてください。」

というご相談です。
 役に立ってるといわれると、江さん、うれしいですね~。

A: そうですね。
 今日も張りきってお話しましょう!

Q: 今日のご質問。「浮気は結婚前と結婚後では違うのか」ということですが、江さん、どうなのでしょう。

A: 明確に言うと、違う!と言っていいと思います。
 では、何が違うのか…をお話しします。
 浮気というのは、人それぞれに解釈が違うと思うんです。
 丸子さんは、浮気だと思う境界線はどこにあると思いますか?

Q: どこからが浮気だと思うか…ということですね。
 う~ん、私は結構、おおらかな方なので、まぁ、お泊りをしなければ、浮気とは疑わないかもしれません。
 でも、人によっては、異性と食事をしただけで、浮気だ!という方もいらっしゃるでしょうし、何の関係も持っていないのに、気持ちが他の異性に向いていることが、既に浮気だと思う人もいるでしょうね。

A: そうですね。
 浮気と言っても、その人その人の気持ちや相手に対する愛情の重さによっても違いがでたり、肉体面、精神面で判断したり、男性、女性でも浮気観はバラバラです。
 ちなみに、「浮気」という言葉は法律用語ではありません。
 権利義務が法律的に発生する「浮気」のことを「不貞行為」と呼んでいます。

Q: 「不貞行為」ですね。
 この番組でも何回も出てきた言葉ですね。
 不貞行為の意味というか、定義はあるのですか。

A: はい、あります。
 これは最高裁判所の判決の中での定義ですが、「配偶者のある者が、配偶者以外の異性と、自由意思で肉体関係をもつこと」とされています。

Q: 配偶者のある者が前提なのですね。

A: はい、そのとおりです。
 要するに、人と人との間に権利義務が発生する浮気というのは、結婚後に発生するということになります。
 婚約後についても、これに準じて考えることになります。

Q: 結婚後や婚約後に限って「不貞行為」がありうるのですね。

A: はい、そのとおりです。
 そして、さっきの定義によると、相手が「配偶者以外の異性」でなくてはなりません。同性が相手の場合は、不貞行為となりません。
 ただし、離婚原因になることもあることは、以前の放送でも話したと思います。

Q: そうでしたね。

A: さらに、「自由意思で」なくてはなりません。暴力などにより強制的に関係を持たされても「不貞行為」にはなりません。
 最後に、「肉体関係」を持つことが「不貞行為」の要件です。
 肉体関係・・すなわち、男女の性交渉ないし性交渉類似行為があることが必要です。

Q: 不貞行為の意味については、よくわかりました。
 それにしても、浮気をされた側の精神的ショックは、結婚している、していないということで変わってくるものではないと思うのですが…

A: たしかに、そうだと思います。
 しかしですね、問題は、法律的に相手方に対して何かを請求できるためには、法律的な根拠が必要になります。
 結婚している場合には、夫婦お互いに貞操義務があります。
 直接の条文はありませんが、民法の条文で、不貞行為が離婚原因のひとつになっていることや、重婚を禁止していることからも、夫婦間の貞操義務は認められています。
 これは結婚だけでなく、婚約している場合にも同じことが言われます。

Q: ただ交際しているだけの場合だと、相手方に対して慰謝料を請求できる法的根拠がない。ということになるんですね。

A: はい、無責任な言い方になるかもしれませんが、交際時にある浮気は、道義的には許せることではないのですが、法律的には自由恋愛の範囲内と判断され、違法とはならないわけです。

Q: なるほど…男女間の問題は結婚・婚約とそれ以外とで法律的には境界線が引かれているのですね。
 メールの質問に答えるならば、浮気は結婚前と結婚後では違う!ということですね。
 しかし、結婚・婚約をしていないから、浮気は許されるということではありませんのでご注意を。
 浮気は本来の相手を裏切る行為であることには変わりありません。
 まずは、相手のことを思いやった行動を男女問わず心がけたいものですね。
 男女トラブルになった、なりそうな場合、まずは弁護士に相談してみる…という選択肢があるということを、覚えておいていただきたいですね。
 それではここで、山下江法律事務所の相談予約のフリーダイヤルをご紹介しておきましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは、0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 今日は、「浮気は結婚前と結婚後とでは違うのか」というご質問に、答えていただきました。
 江さん、今日もありがとうございました。


■次回のテーマ 
「浪費癖のある妻と離婚したい」について
2018/5/28 13:30~13:40 FMちゅーピー(76.6MHz)

「離婚・男女トラブルでお悩みの方へ」

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