コラム

 公開日: 2017-08-22 

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「未成年者との性行為は犯罪ですか」

2017/8/21(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「未成年者との性行為は犯罪ですか」

青少年健全育成条例 広島 相談 弁護士

未成年者との性行為は犯罪ですか

Q: 今月は、「離婚・男女トラブル」をテーマに、番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は25歳の男性からいただきましたご相談に答えていただきたいと思います。
 早速、ご紹介しましょう。

 「私は大学院を卒業し、今年から社会人になった25歳の男です。
 大学の頃はバイトと研究に明け暮れ、彼女もいませんでしたが、社会人になったとたんに、同僚や仕事仲間に誘われ合コンに行くようになりました。
 そこで知り合った女性と意気投合し、お付き合いをすることに…。
 しかし、先日、彼女が18歳だったことがわかりました。
 知り合った時は22歳と言っていたのに、理由を聞くと、大人との合コンだったから嘘をついていたとのことでした。
 彼女のことは年齢に関係なく好きなので、このままお付き合いをするつもりですが、気になっているのは未成年ということです。
 先般、17歳の女子高生との関係がパパラッチされ、謝罪をした芸能人の話もあり、未成年との付き合い方を考えなければならないのかな、と思っています。
 付き合うことは問題ないと思うのですが、例えば、彼女とキスやセックスをした場合、犯罪になったりするのでしょうか?
 教えてください。」

というご相談です。
 以前、女子高生から大人の男性とのお付き合いについての相談がありましたが、今回は逆のパターンですね。
 男性の大人が未成年の女性とお付き合いする中で法に触れないようにするアドバイスなど、教えてください。

A: まず、今回のご相談の結論から申し上げますと、ご相談者が恐れているようなことは全く無く、犯罪にもならないと思います。

Q: しかし、未成年ですよ。
 17歳の女子高生との関係が犯罪になり、18歳だと、犯罪にならないというのは、どうしてですか?

A: その言い方は不正確です。
 正確に言うと、13歳以上であり、真摯なお付き合いであれば、犯罪になることはありません。
 18歳未満の場合に一定の場合に性行為が犯罪となります。
 そもそも、日本の民法では女性は16歳から結婚できることになっています。
 すなわち、真剣に交際しているのであれば、そのうえでセックスをすることも、犯罪にはならないということです。

Q: とはいえ、やはり成人でもないのですから、まだまだ子どもと、私なんかは思ってしまいますが…

A: もちろん、そのような考え方もありますね。
 これについては個々の価値観や考え方なので、どちらが正しいと答えを出すべきものではないでしょう。
 しかし、法律的に見ると、原則問題はないのです。
 すなわち、法律では、女子高生であろうと、未成年であろうと、恋愛は自由であり、自身の性的な行為については、自分で決めることができる、性的自己決定権というものがあります。
 男女とも、異性を好きになることは自由であり、その異性と性的な交際をすることも原則自由ということです。

Q: なるほど、法律的には原則自由で、問題ないということなのですね。
 ならばどうして、未成年の女性との関係が明るみになって逮捕されたり…というニュースが出てくるのでしょうか?

A: それは条例に違反しているからなんです。

Q: 条例?ですか?

A: はい。
 各都道府県には青少年健全育成条例というものがあって、広島県の場合だと、条例の第39条に「何人も、青少年に対し、淫行またはわいせつ行為をしてはならない。」としています。

Q: あっ、そうでしたね。
 思い出しました。
 この条文にある青少年というのが18歳未満の人を指すのでしたね。

A: そう。
 20歳未満ではなく、18歳未満を青少年と言います。
 ようするに、未成年は20歳未満を指し、青少年は18歳未満を指します。
 20歳未満の未成年でも、18歳以上であれば、この条例の適用を受けることはありません。

Q: 18歳未満を青少年と分けているのは、何か理由があるのでしょうか?

A: はい。
 18歳未満の青少年については、まだ精神的にも肉体的にも未熟であるとされ、その健全な育成を図る必要があるということで、この条例が定められました。
 真剣な交際ではなく、青少年の未熟さに乗じて、セックスをしたり、自分の性欲を満足させるためだけにセックスに及ぶということは犯罪になる、ということです。

Q: ちなみに、あってはならないことですが、万が一、青少年に対しての条例違反を犯した場合、どのくらいの刑罰が与えられるのですか?

A: その事案の内容にもよりますが、例えば、お金を渡して18歳未満の青少年と性交渉する「援助交際」を例に挙げましょう。
 この場合、広島県の条例では「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」ということになっています。
 最後にもうひとつ、13歳未満の児童に対しての法律です。
 13歳未満については、真剣な交際であるかどうかに関わり無く、性交・性交類似行為、わいせつ行為は全て犯罪になります。
 強姦罪、強制わいせつ罪として刑法に規定されています。

Q: 13歳未満とのセックスは、どんな理由があろうと、犯罪になるということですね。

A: はい、そういうことです。

Q: 今回のご相談の答えとしては、18歳の未成年の彼女とのお付き合いについては、特に問題はないということですね。

A: はい、そういうことです。
 ただ、いくら真面目な交際とは言え、相手は18歳の未成年です。
 精神的にもまだ幼さが残っているのが現実でしょう。
 成年側である相談者がきちんと配慮をして、節度をわきまえて交際されることを願います。

Q: そうですね。
 お互いに真剣に相手を思いやり、時間を共有して、ゆっくり確実に愛を育んでいただきたいですね。
 さて、弁護士は、男女の問題やトラブルにも法的な立場で解決をしていきます。
 また山下江法律事務所では、様々な個人の相談については無料で対応をしていますので、気になることや悩みがある方は、是非、相談されてみてはいかがでしょうか?
 それではここで、相談予約のフリーダイヤルをお伝えしておきましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは0120-7834-09 0120-7834-09
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 今日は、「未成年者との性行為は犯罪ですか」というご相談に答えていただきました。


■次回のテーマ 
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2017/8/28 13:30~13:40 FMちゅーピー(76.6MHz)

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