コラム

 公開日: 2017-07-11 

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「交通事故 相手方の保険会社の対応に怒っている」

2017/7/10(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「交通事故 相手方の保険会社の対応に怒っている」

交通事故 相談 広島 弁護士

交通事故 相手方の保険会社の対応に怒っている

Q: 今月は、「交通事故」をテーマに、番組に寄せられました手紙やメールによるご相談に、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 江さん、今日も、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は58歳の女性の方からのご相談です。
 早速ご紹介しましょう。

 「こんにちは、江先生、丸子さん。
 私は先日、ショッピングセンターの駐車場で事故にあいました。
 買物を終え、エンジンをかけようとしているところへ、背中合わせに駐車していた車がバックをしてきて、おもいっきりぶつかってきたのです。
 その駐車場は、タイヤ停めがなく、相手の運転手はアクセルとブレーキを踏み間違えたとのこと。
 年齢も私と同じくらいの女性だったため、怒るに怒れず、とりあえず、お互いの保険会社に相談することでその場を離れました。
 ショッピングセンターの警備の方が何かあってはいけないからと、警察を呼んでくださり、現場検証はしました。
 その際、病院に行くことを薦められましたので私はその足で整形外科へ。
 そこでは頸椎捻挫・両頚肩筋肉痛と診断されました。
 事故後、身体の不調も続き、今も治療に通っています。
 前段が長くなりましたが、相談したいのは、相手の保険会社の態度の悪さについてです。
 事故後、何度か連絡があり、会話をするのですが、とにかく早く示談にしたいという気持ちが手に取るように分かるのです。
 あまりにも失礼なので、私の入っている保険会社の担当者に相談をしたところ、私の車は停車していたため、過失割合が10:0。
 私の入っている保険会社は関与できないとのことでした。
 相手方の保険会社の担当者と交渉をしていくしかないのでしょうか?
 まだまだ治療は続けたいと思う反面、保険会社の担当者とは関わり合いたくないから示談を呑もうか…と思ったり。
 どうするべきか悩んでいます。
 なにかよいアドバイスをいただけないでしょうか?」

というご相談です。
 保険会社の対応の悪さに困っていらっしゃるようですね。

A: そうですね。
 事故後の保険会社との交渉で、新たなトラブルやストレスを抱えてしまうケースは珍しくありません。

Q: そうなんですか?
 保険会社との間に起こるトラブルには、どのようなものがあるのでしょうか?

A: 基本的には、今回のご相談のように、担当者の誠意が感じられないとか、早く示談に持ち込もうとするとか、賠償金額の提示に納得できないといった内容がよく聞かれます。

Q: 交通事故に遭うというだけでもショックな出来事なのに、その後にまた、別のストレスがかかるというのは、よくないですね。
 ますます落ち込みそうです。

A: その通りです。
 ですから交通事故に遭ったら、とにかく早い段階で私たち弁護士に相談していただくということを忘れないで欲しいですね。
 間違っても、関わりあいたくないから示談に応じるということはしないで欲しいです。
 
Q: そうですね。
 しかし、交通事故に遭って、ご自分の加入している保険会社に頼れない…というのはどうしてなんですか?
 過失割合のせいですか?

A: はい、過失割合が10:0だからです。
 加害者、今回のご相談では相手方に100%の責任があります。
 なぜならば、ご相談者の乗った車は停車していたからです。
 被害者となったご相談者の女性には何の過失もありません。
 ですから、過失割合は10:0。こうなると、この事故に関わる保険会社は、相手側が加入している保険会社のみとなります。
 自動車保険とは、加害者側の賠償に備えるものだからです。

Q: 被害者側には過失がないわけですから、ご相談者が加入している保険会社は、賠償する必要がありませんものね。
そうはいっても、交渉のプロである保険会社と、被害者本人が話をするというのは、そもそも公平ではないように思いますね。

A: 私もそう思います。
 保険会社はできるだけ低い賠償金で示談に応じてもらえるよう、働きかけます。
 これは仕事ですから、ある意味仕方のないことでしょうね。
 しかし、その示談に泣く泣く応じるというのは、仕方のないことではありません。
 公平に交渉するには、プロとプロとで話し合うべきだと思うのです。

Q: すなわち、法律のプロである弁護士に依頼するということですね。
 そうすれば、治療を続けることもでき、対応の悪い保険会社の担当者と話しをしなくてもよくなる…これだけで随分ストレスは軽減されますね。

A: 弁護士に依頼をするということは、その他にもメリットがいくつかあります。
 例えば、後遺障害が残った場合、その認定を受けるにも難しい場合がありますが、弁護士が介入することで後遺障害の認定を受けることができた。という例もあります。

Q: そして、何度もご紹介していますが、弁護士が介入することで、交通事故の損害賠償金額の基準も変わりますよね。

A: はい。
 保険会社と被害者が交渉をする際に使われる、任意保険基準から、裁判所の判決や和解に関して使われる裁判基準となります。
 実際に、裁判基準で交渉すると、任意保険基準で交渉するより、損害額や慰謝料額などが、大幅にアップする事例は、とても多いです。

Q: 損害賠償の基準が裁判基準になるということで、弁護士に依頼をすると裁判を起こすことになるのか…と思われている方もいるようですが。

A: いえいえ、それは違います。
 弁護士は、裁判解決を前提とした対応を取りますから、保険会社も裁判基準での賠償金額を目安にして、検討を始めることになる。ということです。
 ですから、裁判基準で交渉するといっても、裁判を起こさないといけないわけではありませんから、誤解しないようにしてください。
 当事務所の場合には、依頼を受けた交通事故案件で裁判になった案件は、全体の約1割程度です。

Q: そうですか。
 弁護士に依頼すると大ががりになる…と依頼を躊躇されている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは心配する必要はないということですね。
 その心配よりも大きな安心が得られるはずです。
 交通事故に遭ったら、一人で悩まず、抱え込まず、まずは相談だけでもしてただきたいですね。

A: そうですね。
 当事務所もそうですが、交通事故に関する相談は無料としている弁護士事務所もありますから、気軽に相談していただきたいと思います。

Q: また、最近では加入している自動車保険の特約に、弁護士費用特約というサービスが受けられる場合もあります。
 このようなサービスも上手に利用したいですね。
 交通事故に遭ったら、まずは弁護士に相談する!今日はこのキーワードを覚えておいてください。
 ここで山下江法律事務所の相談予約のフリーダイヤルをお伝えしておきましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 今日は、「交通事故相手方の保険会社の対応に怒っている」というお悩みに答えていただきました。
 相談者の方も、今からでも遅くありません。
 是非、相談してみてくださいね。
 江さん、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ 
「交通事故 保険金額の提示金額に納得がいかない」について
2017/7/17 13:30~13:40 FMちゅーピー(76.6MHz)

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