コラム

 公開日: 2016-10-04 

広島の弁護士・江さんの何でも法律相談「契約書を作りたいのですが…」

2016/10/3(月)13:30~FMちゅーピー(76.6MHz)
「なやみよまるく~江さんの何でも法律相談」での、
OA内容をお届けします。(※内容を要約しております)
今回のテーマは、
「契約書を作りたいのですが…」

契約書 広島 弁護士 相談

契約書を作りたいのですが…

Q: 今月は、「企業法務・労働問題」をテーマに、番組に寄せられましたご相談について、法律の専門家であるお立場からお答えをいただきます。
 今日はいつもの江さん、ではなく、二回目の登場となります、江さんの事務所、山下江法律事務所の加藤泰先生にお話を伺おうと思います。
 どうぞ、よろしくお願いします。

A: はい、よろしくお願いします。

Q: 今日は43歳の男性からのご相談です。
 「私は小さい会社の営業をやっています。
 今まで取引先と新規の取引があるときは上司が契約書を作っていたり確認していたのですが、今年から私が担当することになりました。
 今までの契約書やインターネットで見つけたものを切り貼りして、どうにかこうにかやっているのですが自信が持てません。
 契約書について、どのようなことに気を付けたらよいかアドバイスしていただけないでしょうか。」

と言う内容です。
 契約書って細かい字でいろいろ書いてあって難しそうというイメージですが・・・。

A: そうですね。
 日常生活で契約書というと携帯電話の契約や金融機関との契約などがありますが、いずれも小さい字であれこれ書いてあってややこしそうですよね。
 契約書って聞くだけで身構えてしまう人も多いと思います。

Q: 契約書を作る、何か非常に難しそうですが上手に作るコツみたいなものはあるのでしょうか。

A: 契約書といっても様々なので一言ではいいづらいですね。
 ただ、何のために契約書を作るのか、ということを常に意識することが大事だと思います。
 丸子さん、契約書は何のために作ると思いますか?

Q: 契約書を作る理由ですか・・・。
 なんだろう、考えたこともなかったです。

A: じゃあ逆に、契約書を作らなかったらどういう不都合が起こるのか、こっちから考えてみましょうか。

Q: もし契約書がなかったら・・・、揉めそうですよね。
 代金のこととか、何をどこまでやるかとか。

A: そう。
 そこです。
 契約書を作る最大の目的は契約内容を明確にする、ということなんですね。
 口約束でも契約は成立するのですが口約束だと曖昧だったり、言った言わないになります。
 だから契約書を作るんです。
 もし契約書に代金を記載していなかったらどうなりますか。
 支払期限を書いてないとどうなるでしょうか。
 商品の色を決めてなかったらどうなるでしょう。

Q: 代金額で揉めるかもしれませんね。
 早く払えとかもう少し待ってくれとか。
 色が違うという理由で受け取ってもらえなかったりするかもしれません。

A: その通りです。
 まずはどんな取引をするのか、いつするのか、いくらでするのか、そういう基本的なことを決めてしまう、契約書で一番大事なことです。
 一義的に定めるのが大切です。
 つまり支払期限でいえば10月かもしれない11月かもしれないではなくて、平成28年10月15日、ときっちり決めてしまう。
 色であれば3色ある中でブラックを、と決めてしまう。
 10月31日まででよいと思っていました、とか、ホワイトだと思っていました、という言い分を許さない内容にしておく必要があるんです。

Q: なるほど。
 勘違いすることもありますから契約書にしっかり書いてあるといいですね。
 お互いのためにいいと思います。

A: そうなんです。
 取引の内容をはっきりさせるというのは契約書を作るうえでの一番基本的なポイントです。
 ここが曖昧だと何のために契約書を作っているのかさっぱり分からない、ということになります。

Q: なるほど。
 ほかに何かポイントはありますか。

A: 次に不測の事態に対する備えをどうするか、そこをきっちり定めておくことが大事になります。

Q: 不測の事態とはどういうことでしょうか。

A: 約束の日に商品が届かない、であるとか、数が足りない、であるとか、壊れていた、とか、代金が支払われなかった、そういう事態です。
 契約したからといって双方が予定通りのことが出来るとは限りません。
 予定通りいかなかったときのことを決めていく必要があります。

Q: そういうときは法律が決まりを設けているかと思うのですが。

A: はい。
 もちろん民法その他で約束違反があったときに誰がどんな責任を負うかはある程度は書いてあります。
 ただ、ですね、それはあくまで一般的なルールに過ぎません。
 民法の定めどおりだと思わぬ責任を負うこともあります。
 そこで契約書の中で約束違反があったときに誰がどのような責任を負うか明記しておくのが大切です。

Q: 法律と違うことを契約書に書いてもいいということですか。

A: そうなんです。
 法律の中には絶対に従わなければいけない定めももちろんあります。
 でも、お互いの合意がある場合は法律の定めより合意を優先する、という場合も多いんですよ。

Q: そうなんですね。
 勉強になりました。
 まとめると、契約書を作るポイントとしては、取引の内容をきっちりと定めること、不測の事態についての備えも忘れない、ということなんですね。
 ポイントは分かったのですが実際に作るとなるとまだまだ難しい気がします。

A: そうですね。
 契約書というのは奥が深くて難しいですね。
 契約書は契約交渉の末に出来上がるものです。
 相手もありますから自分が作った契約書に相手が納得しない、なんてこともありますしね。
 ところで丸子さん、山下江法律事務所では年3回、企業向けのセミナーを開催しておりまして、実は次回、11月24日開催の企業法務セミナーは契約書がテーマなんです。
 「契約書の作法 取引先から苦笑いされないために」と題して、僕が分かりやすく説明します。
 丸子さんも是非参加してください。

Q: え、そうなんですか。
 是非行きたいですね~。

A: お待ちしております。
 リスナーの方もご興味ありましたら、この後丸子さんからご案内がありますフリーダイヤルまでお問い合わせください。
 セミナー開催日は、11月24日(木)18時30分からアーバンビューグランドタワー1階の「TOWANI」というレストランです。
 懇親会も予定しています。
 また、山下江法律事務所では、10月1日から10月31日まで、企業・個人問わず、契約書の無料チェックキャンペーンも行っていますので活用してください。

Q: 契約書無料チェックと契約書についてのセミナーと盛りだくさんですね。
 企業のみなさんも一度、相談に出向いてみてはいかがでしょうか?
 ここで山下江法律事務所の相談予約のフリーダイヤルをお伝えしておきましょう。
 山下江法律事務所フリーダイヤルは0120-7834-09 0120-7834-09 
 この番組名と同じ「なやみよまるく」と覚えてください。
 また、今日の番組の内容は、まちの専門家をさがせるウェブサイト「マイベストプロ」でもご覧いただけます。
 今日は、契約書についてお話を伺いました。
 加藤先生、今日はありがとうございました。


■次回のテーマ 
「労働審判手続を教えてください」について
2016/10/10 13:30~13:40 FMちゅーピー(76.6MHz)

■企業法務専門サイト「契約書

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弁護士 山下江

広島県広島市中区上八丁堀4-27 上八丁堀ビル703 [地図]
TEL:0120-7834-09

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