プロTOP:中里清治プロのご紹介

かつら業界に一石を投じるかつらアドバイザー(1/3)

中里清治さん

料理人から、かつらアドバイザーへ。きっかけは女性のウィッグ

 かつら、ウィッグの製作と修理、販売を行っている「イーブン」。この店を取り仕切るのは、34年前よりこの道にたずさわる中里清治さんです。今から8年前に中里さんの自宅で営業をスタートし、昨年から中区八丁堀の広電白島線に面したビルの5階に移り、より利用しやすくなったと好評です。実は中里さん、この業界に入る前は料理人でした。
「10代からレストランで修業をしていたのですが、もっとたくさんの料理が作れるようになりたいと上司に相談したんです。すると、『食べることが唯一の娯楽である乗組員のリクエストに答えなければならない船の料理人になったらどうか』という提案を受けました。そこで、迷わず船の料理人になることを決めたんです」

 こうして船乗りとして世界中を廻り、オランダに寄港した時のこと。中里さんは、偶然かつらと出会います。「キャプテンに食事に誘われたときです。同席することになった地元の金髪女性が、デスクの引き出しから黒いものを取り出して部屋を出て行ったんです。しばらくしてその女性が帰ってくると、黒髪になっていたんですよ。持ち出した黒いものは、ウィッグだったんですね。それはもう変身したみたいでびっくりしました」。これが、中里さんにとって生まれて初めてのかつらとの出会いでした。
その後、アレルギーが原因で料理の道を断念せざるをえなくなった中里さん。途方に暮れていると、偶然目の前をかつら専門店の車が横切ります。その瞬間、オランダで出会ったウィッグの女性が頭をよぎったのです。「これだ!」と確信した中里さんは、そのかつら専門店の門をたたき入社。そこで、かつらについての知識を身に付けたのです。「かつらと料理は一緒です」と語る中里さん。「料理は、素材や味付けの工夫次第で可能性は無限大。かつらも同じで、『このメッシュと毛質を合わせたらこうなるだろう』という、工夫をして提案するのは同じこと」。料理人としての経験が、いま、大いに生かされているのです。

<次ページへ続く>

【次ページ】 『日常と自然さ』を大切にした、かつら作り

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事務所名 : イーブン
住所 : 広島県広島市中区八丁堀12-1 第一鯉城ビル501 [地図]
TEL : 082-222-3099

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中里清治(なかざときよはる)

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