コラム

2012-04-10

「葉、羽、棹…おもしろ助数詞」

物の数え方を表す“助数詞”をきちんと使える人は
大人だな~と思う。

昔、虎屋の赤坂本店に行ったとき、品の良さそうな白髪の女性が
「この羊羹、一棹お願いします」と言うのを聞いて、ハッとした。

「そうだ、羊羹って“棹”だよね」と、再認識したのだった。
ちなみに三味線もタンスも“棹”。一棹、二棹。

この助数詞、日本ではなんと500種類ぐらいあるらしい!

///////////////////////

日頃、使いそうなもので、ちょっと変わってる助数詞。

割り箸  一膳
ご飯   一膳、一杯
酒    一献(こん)
ワイシャツ 一着
コーヒーカップ(カップとソーサー) 一客
はさみ  一丁
写真   一葉
机や椅子 一脚(きゃく)
数珠   一連
鏡    一面
お年玉  一封(ふう)
うさぎ  一羽
仏像   一躯(く)、一体(たい)
    
  など、まだまだある

//////////////////////

助数詞は、それを付けることによって
そのものの状態がなんとなくわかるという特徴がある。

“棹”なら棒状に長いもの、“枚”なら平たいもの、“匹”なら虫や動物
というように。

なんでもつい、一つ、二つと済ませてしまいがちなだけに、
たまに正しい助数詞を耳にすると、とても新鮮な響きがある。

今日の宴会あたり「まあ、一杯どうぞ」ではなく、
「一献いかがですか?」とやってみるのは、どうだろう?

織田直子


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