コラム

2012-03-29

「美味しい会話」

「メール < 電話 < 面会 < 食事」
コミュニケーションの質は、右へ行くほど濃厚になる。

たとえばそれは「10回のメール<1回の食事」。
食事をするというのは、非常に大きな意味があることだと私は思う。

だから、食事のときの会話はメールや電話にはない面白みがあってほしい。
できれば「一緒に食事をするからこそできる会話」に情熱を傾けたい。

同じ時間、同じ場所で、同じものを食べて向かい合うなんて
贅沢な時間ではないか。このデジタル時代に。

食べることだけでじゃなく、是非会話も楽しみたいもの。
会話が弾むと、食事は一層美味しくなり、ご縁も深まるような気がする。

////////////////////

食事の会話といっても、難しく考えることはなく
「美味しさ」「楽しさ」を膨らませるような話がいい。

中には、ワインなどのうんちくを一方的に語って
興ざめさせる人もいるが、それは論外。

皆が楽しくなるような“うんちく”ならいいが、
ただ知識をひけらかしたいだけのうんちくはノーサンキュー。

また、不味いだのサービスが悪いだのと、不平ばかりを並べるのも
同席する者は楽しくない。

昔、私の知人で、何を食べても悪いことしか言わないような人がいた。
着色料がどうの、油が悪いだの、冷めてしまっているだの…

本人は食へのこだわりを美徳としているようだったが、
一緒に食事をしてこれほど楽しくない人はいなかった。

/////////////////////

感性があれば「美味しい」だけではなく、食材や器、盛りつけ方、
季節感など、話題は尽きることはないはず。

そんな会話ができる人は、ただのコップ一杯の水でも
「美味しい水」にすることができる。

同じ食事をするなら、そんな人と食事をしたいな〜と思うし、
自分自身もそうなりたいものだと思う。

食事は、濃密なコミュニケーションのチャンスなのだから!

織田直子


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