コラム

 公開日: 2011-07-15  最終更新日: 2014-07-04

話し方教室「“こんにちは”と“こんにちわ”」

「“こんにちは”と“こんにちわ”」
どちらも声に出すと同じですが、表記する際はどちらが正しいのでしょう。

私自身、子供の頃は“こんにちわ”が、正しいのではないかと思っていました。
“こんにちは”だと、あとになにか言葉が続くような気がしたからです。
かなり漠然と、、、ですが。

恥ずかしながら、大人になり、こんな仕事をするようになって、
はじめて“こんにちは”が、正しいのだと知りました。

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“こんにちは”は、もともと“今日は”なのです。

「こんにちは」のあと、「暑いですね」とか、
「お元気ですか」「先日はありがとうございました」などの言葉が続くものだったのです。

江戸時代には、これを「世辞を言う」といって、
人付き合いの大事な作法としていました。(「江戸しぐさ」といいます)

「世辞」とは、今で言う「へつらい」や「おべんちゃら」ではなく、
人間関係を円滑にする社交辞令(応対の言葉)のこと。
今風にいえば、コミュニケーション能力の第一歩だったのです。

江戸の町方は、九才までに世辞が言えるよう躾けたと言われています。
九才といえば小学校3年生ぐらいです。

小学3年生でいっぱしの「世辞」が言えるとは、、、立派ですね~

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単純に挨拶の言葉として存在するのではなく、
相手を思いやって、お互いに気持ちよくその場をやり過ごす
先人の智恵(言葉)としての名残りが「こんにちは」なのです。

同様に「こんばんは」も、「こんばんわ」ではありません。
挨拶に続く一言が人間関係の絆を紡ぎます。

江戸時代の九才の子供にならって、上手な「世辞」が言えるようになりたいですね。

2011年7月15日

織田直子

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