コラム

2011-07-07

話し方教室「七夕と“サ”行の秘密の関係」



今日は七夕です。七夕といえば、子供の頃に聞いた、笹の葉に短冊を結ぶときの
サラサラという笹の葉のすれ合う音が思い出されます。

また、「さーさーのーはー、さーらさら」という童謡も口をついて出てきます。

「ささのはさらさら」って、美しい歌ですね。
これ、実はしっかりとした仕掛けがあるんです。

一般的に、サ行の音は、日本語の中で最も美しい音と言われてます。
「サシスセソ」って、軽やかな音のように感じませんか?

/////////////////////

サ行の子音は、摩擦音です。
舌先を上歯の歯茎の部分に近づけて、せまい隙間から息を出して発音します。
口先で息を変化させるので、風の動きのような音がサ行にはあるのです。

サで始まる熟語もきれいな言葉が多いです。
さやか、さざれ、さやけさ、冴ゆる(さゆる)、燦々(さんさん)などなど。

「金鳥の夏、日本の夏」ではありませんが、
「金鳥サッサ」なんて、最たるものだと私は感心しています。
ほこりを取ってきれいにする物に、美しい音のサを重ねるなんて!!

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「ささのはさらさら」でいえば、「の」以外の母音が「すべてア行」というのも
実はものすごい“みそ”で、一層美しく聞こえる工夫がなされているのです。

「ささのはするする」とか、「ささのはそよそよ」だと
ちょっとイメージが変わると思いませんか?

ちなみに、笹に短冊をつけて願い事をするのは、江戸時代から始まったと
いわれていますが、日本だけの風習だそうです。
こんな時代だからこそ童心に帰って織姫に祈るのもありではないですか?

あなたの願いごとはなんでしょうか?

2011年7月7日

織田直子

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