コラム

2011-04-13

話し方教室「研修中のハプニング」


昨日の研修では、ちょっとしたハプニングがあった。
研修途中に、最前列の席で受講していた若い男性が倒れたのだ。

最初、居眠りで上体が前かがみになっていくのかと思っていたら、
だんだん加速をつけて上体が前のめりになり、長机を押し倒して
ドン!というにぶい音がして、床にうつぶせになって倒れ込んだ。

50人ほどいた会場は騒然となり、一時研修どころではなくなった。
彼の容態を確かめたり、救急車を呼んだり、ザワザワ、ワサワサ・・・

時間にして5分~10分程度、研修は中断したが、
救急車が来るまで、彼の様子を見守りながら研修を再開させた。

するとしばらくして、会場の受講者の中から
「仲間が倒れているのに、研修を続けるのはどうか、
休憩を入れるべきではないか」という声が上がった。

たしかに仲間を気遣う気持ちは分かる。
ただ、他の49人にとっても貴重な時間なのだ。
全員の勤務時間を調整して確保された限られた時間ではないのか?

会社側から休憩の要求があれば、もちろんそうするが、そうではない。
むしろ他のメンバーでしっかり受講して、倒れた彼にあとで指導してあげられる
ぐらいであってほしい。それが仲間として今できる最善策ではないのか。

笑顔でそのように伝え、何もなかったかのように研修を続ける。
研修中は何が起きても、何を言われようと、動じてはいけない。
内心はヒヤヒヤなのだけど・・・


織田直子

2011年4月13日

※今日はNHKカルチャースクールの新クラスがスタートします!

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