コラム

2011-04-05

「心が通じる」話し方教室


週末、小学5年生になる息子と散歩をした。
近くの海まで歩いて、石を投げたり、波を見たりして
小一時間程度の散策。

そこに、一匹のネコがいた。
毛布のようなものがそばにあったので捨て猫かな?と思った。
ネコと目が合った。捨て猫にしては毛並みがよく太っていた。

息子が中腰になって「君、捨てられたの?」と聞いた。
その瞬間、ネコがブルブルッと首を横に振った。
私と息子は「捨て猫じゃないんだ!」と声を揃えて驚いた。

その場を離れて、「あのネコは人間の言葉が通じるんだね」など
ネコ談議をしながら帰った。

しかし後々まで息子は、あのネコを連れて帰りたかったという。
「家で飼いたい」だの「可愛いネコだった」だのうるさい。
そして何よりも「心が通じたんだよ!動物だけど!」と強調する。

なんでも、息子は私に内緒で、あのあとネコが居たところに
行ったらしい。だけど、ネコはもう居なかったのだ。

「きっと心やさしい人に拾われたか、戻るべき場所に戻って
今頃、ネコは幸せに暮らしてると思うよ」と言っても、
息子は納得していない様子。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「心」って、時代のキーワードになっている。
被災された方々の「心」のよりどころ。
ボランティアや義援金による支援の「心」。
地理的な距離や立場を超えて「心が通じる」ことが光となる。

「人とのつながりの大切さ」って、結局は「心のつながりの大切さ」
ということなのだろう。日本中が今ほど「心のつながり」の重みを痛感することがあっただろうか。

私の話し方教室や企業研修も、究極は「心」をどう表現するかということになる。

震災後のニュースが未だ絶えない日々の中で、今後ますます
「心」を見つめていきたいと思う今日この頃。

「心が通じたネコ」は、なんの施しもしてあげられなかったけど。


織田直子

2011年4月5日

※今日は二十四節気では「清明」。花が咲き、万物に清く明るい気があふれてくる頃。

この記事を書いたプロ

株式会社 アクエリアス情報研究所 [ホームページ]

講師 織田直子

広島県広島市中区本川町2丁目6-11 [地図]
TEL:082-297-4700

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
織田直子さん

自信がつく話し方指導のプロ(1/3)

 「私自身も昔は、大変なあがり症で、人前で話すどころか、授業中に手を挙げることもできない子どもでした」。相手を包み込むような眼差しとおだやかな口調で話すその様子からは、まったく想像ができない織田直子さん。「ものの言い方ひとつで、角が立つこと...

織田直子プロに相談してみよう!

中国新聞社 マイベストプロ

会社名 : 株式会社 アクエリアス情報研究所
住所 : 広島県広島市中区本川町2丁目6-11 [地図]
TEL : 082-297-4700

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

082-297-4700

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

織田直子(おだなおこ)

株式会社 アクエリアス情報研究所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
「謹んで2014」

あけましておめでとうございます本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます早速ですが、成人の日には「大人の話し方...

[ マナー&コミュニケーション ]

「何秒見つめていられますか?」

暑中お見舞い申し上げます猛暑続きですが、お変わりありませんか?長い?沈黙を破り、コラムをリスタートさせま...

[ 話し方ワンポイントレッスン ]

「笑顔の源は“お母さん”」
イメージ

これは研修で実際にあった話。電話応対の声がどうも暗い、早口、事務的、滑舌が悪い、、、電話の声を録音して本...

[ マナー&コミュニケーション ]

「ラッキー、ハッピー、クッキー」
イメージ

写真を撮るときに、なぜ「チーズ」というのか?これは「チー」と延ばす音の「イー」が、笑顔の口元をつくるからだ...

[ マナー&コミュニケーション ]

「キドニタチカケセシ ペット」
イメージ

初対面の人でも会話をしやすい話のネタとして「キドニタチカケセシ衣食住」と呼ばれるものがある。説明するまで...

[ 話し方ワンポイントレッスン ]

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ