コラム

 公開日: 2011-03-26  最終更新日: 2014-07-04

コーヒーブレイク「葉書を書く」


子供のころ、友達と手紙を交換するのが流行った。
会って口頭で言えばいいような、たわい無いことを書くのだが、
やりとりをするのが妙に楽しかった。

そんな思い出があるせいか、今でも私は手紙を書くのが大好き。
といっても、最近はもっぱら手紙よりも葉書が主流だけど。

ちょっと時間あるときにささっと書けるよう
万年筆、葉書、切手、住所録はいつもセットにしておいてある。

内容は、年をとった今でもたわいない。主に礼状を兼ねて出す場合が多いが、儀礼的に書くより、素直に書くことに重きを置いている。

「この前の水玉のネクタイ、お似合いでした」
「おすすめのワイン、試して飲んで二日酔いです」などの一言を必ず添える。

文具屋さんで、きれいな葉書を見ると誰かになにか書きたくなる。
今の季節は、桜の葉書。
お店でいいなと思うものを見つけるたびに買っていると、いつの間にか、いろいろ揃ってしまった。

桜が開花する少し前から、散り終わるまでの短い期間しか使えない桜の葉書。誰に出そうか。何を書こうか。

ゆっくりした土曜日はコーヒーお飲みながら、葉書を前にいろんな人の顔が浮かんでくる。葉書を選んで、ツラツラと書き、ポストに投函するまで。
心の中でやんごとなきことを思いめぐらせるのは、意外なほど至福の時間。


織田直子

2011年3月26日

※午後はコンカツに励む悩める青年の個人レッスンあり!

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